正しいペンの持ち方が学べる学童文具

7年前に投稿した記事「正しいペンの持ち方について調べてみた」でのコメントのやり取りを通して、多くの人が自分の持ち方について何らかの悩みを抱えていることを実感しました。

  • 長時間書くのがつらい。
  • 指の特定箇所がいたむ。
  • ペンを強く握りしめるクセが直らない。

それぞれの悩みを万事解決するのが、楽にペンを持つことであり、ひいては正しくペンを持つことに繋がります。

そのヒントが学童文具にあります。

ホームセンターの文具売場でもよく見かける普及率の高い持ち方矯正器具を中心に、その一部を紹介します。

うずまきグリップ / トンボ鉛筆

矯正力   :
持ちやすさ:
やわらかさ:

色合いと質感がグミのひもQっぽい。とぐろを巻くようにして装着します。

先端側から数えて1つ目のミゾに人差し指、2つ目のミゾに親指を添えると、ほぼ正しいペンの持ち方になります。

よく出来ているなと思ったのが、筆記中に痛みが走りやすい箇所ほどグリップで保護される点です。

ペンを持つ指で痛みを感じやすいのは、鉛筆と密着する表面積が小さい順に

  1. 中指の横爪
  2. 人差し指
  3. 親指

となることが多いです。

「うずまきグリップ」では、中指で押さえる箇所がグリップで全面的に守られ、親指と人差し指はほどほどに保護されます。

この中途半端なグリップの当たり具合で好みが分かれそうです。

付け外しが簡単なぶん、固着する力に欠け、グリップが位置ずれしやすいです。小さい子供だと正解となる持ち方が分かりづらいかもしれません。

ちなみに、うずまきグリップは重ねがけして普通のグリップとしても使えます。

ペングリップ / サンスター文具

矯正力   :
持ちやすさ:
やわらかさ:

鉛筆を三角軸に変換するグリップです。

六角軸から三角軸になると、ペンを支える指の表面積が増えるため、やや疲れにくくなります。

いかんせん滑りにくいグリップに過ぎず、図解のイラストもお粗末。この形状で正しい持ち方が身につくかは疑問です。

もちかたくん / トンボ鉛筆

矯正力   :
持ちやすさ:
やわらかさ:

段階を追いながら正しいペンの持ち方が分かる矯正器具です。

もちかたくん入門タイプは、それぞれの指を添える位置がくどいほどはっきりしており、それこそグーで握って書くような正しい持ち方とは縁が遠い人でもガチガチに矯正されます。ただ、フォームが正しくなるというだけですので、指を当てる正しい位置については標準タイプを使います。

私がいちばんお世話になったのが、この標準タイプのもちかたくんでした。

親指の爪に記した中心線ともちかたくんの目印を一直線にすると、それに合わせて人差し指と中指が正しいフォームへと変わります。

もちかたくんで正しい持ち方の勘所を押さえた後に、何もつけないでペンを持ってみると、違和感なり修正点が見えてきます。

プニュグリップ / クツワ株式会社

矯正力   :
持ちやすさ:
やわらかさ:

スライムみたいな感触のグリップです。

厚みと弾力があって握るとぷにぷにして気持ちいいです。浅く窪んだミゾにそれぞれの指を添えると、正しくペンが持てるようになります。

「もちかたくん」に比べると矯正力は弱まりますが、細めの軸であればボールペンやシャープペンにも換装が可能ですので、使用率はプニュグリップの方が高いかもしれません。

筆圧が強めで疲れやすい人向けのグリップです。

グミップ / 株式会社ソニック

矯正力   :
持ちやすさ:
やわらかさ:

随所に工夫が見られる三角軸変換グリップ。

一見するとプニュグリップのようですが、正しくペンが持てるミゾは入っていません。三角軸として持つことで正しい持ち方を促しています。

一部のプラスチック素材によって脱着しやすいのが特徴です。その代わり内径が固定されるので鉛筆専門のグリップとなってしまいます。

また、この手の矯正器具の弱点である、芯の片減り対策がされています。ただの三角軸という意味でもあるのですが。

持ち方の矯正力に長けた「もちかたくん」と、指が疲れにくい「プニュグリップ」の中間に位置する器用貧乏なグリップです。

矯正中はいずくてしょうがないけれど

「正しく箸を持った状態で下の箸を抜くと、そのまま正しいペンの持ち方になる」という教え方があります。

正しく箸が持てると、

  • 小豆がつかめるほど、力を一点に集約でき、
  • 力の伝わり方にムダがなく、大根煮がスッと切れる。
  • 箸を精密に動かせるので、焼き魚をきれいにほぐせる。

正しいとされる多くの方法は、見映えと合理性を備えています。

ペンの持ち方も同様で、長時間ペンを持っても疲れにくく、筆圧はさほど必要ないことが実感できます。

以前、テレビで日常生活における礼儀・マナーをチェックして大御所芸能人の品格を格付けする番組が放送されていたのですが、その中で正しい箸の持ち方を試す問題が出題されました。

8人のうち、正解したのは女性2人だけで、「後輩芸人の箸づかいが見苦しいから教えている」と言っていた芸能人ですら誤った持ち方でした。それだけ自分のクセを見抜くのが難しいのでしょう。

日常の些細な行儀作法は年を重ねるほど人から注意される機会を失いますので、意識して改善する心がけが必要です。

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コメント

  1. かわべ より:

    こんにちは。いつも参考にさせていただいています。
    ところで、いずいって、仙台の方言で、ほかの地方の方だと意味が通じないかもしれません。
    うたさん、仙台出身なんですね。私も仙台です。

  2. uta より:

    >>かわべさん

    「いずい」は割りと口にしたりします。宮城?あたりの方言でしたね。
    しっくり来なくて居心地が悪い、着心地が悪い様子を3文字で表せる便利な言葉なので
    見出しに入れてみました(通じないと意味ないか)。
    「いずい」「あづい」あたりは、標準語のような感覚で使っています。

    仙台出身の方だと、牛タンよりも「笹かま」や「萩の月」の方が馴染みが深いかもしれませんね。