インク移りを防いで作業が捗るブロッター

ブロッターは、紙面に残った余分なインクを吸い取る文房具です。

「黒板消し」と「引き出しの取っ手」が一体化したような外観で、吸い取り紙を備えた半月型の曲面をころんと押し当てるようにして使います。

  • インクがすっかり乾かないうちに手でこすってしまった。
  • 手帳を開いたら別ページに筆跡が転写されていた。

ブロッターを使うことで、うっかりやってしまいがちなインク汚れを未然に防げます。

エルバン社のブロッターで使用する吸い取り紙は、画用紙のような質感でやや厚みがあり、鮮やかな桜色をしています。

使い方は簡単で、インク残りが気になる箇所に吸い取り面をじんわりと押し当てると余分なインクを吸水します。

位置を定めたら、ころんとするだけです。

使用するインクによって文字色が多少うすくなりますが、乾くまでの時間が圧倒的に早まり、作業が捗る点で重宝します。

ほとんどのブロッターは取っ手部分がネジ式になっています。

吸い取り紙を交換する際は、取っ手のネジを回し外し、板による締め付けを緩めます。

また、吸い取り紙が乾いていれば、多少のインク汚れを気にせず使用できるうえ、裏面でも代替できるとあってかなりもちが良いです。

取っ手が木製である点と丸っこい形が気に入り、私はエルバン社のブロッターを選びました。

コレクト社のブロッター[1]と比べると一回り以上小さく、実用面ではやや劣るかもしれません。

ただ、15cm定規とほぼ同じ大きさのモノが卓上に鎮座することを考えると、私の用途では場所を取らないエルバン社の方が合っていたようです。

ブロッターによって清書中のトラブルを未然に防げる

ペン習字の清書中にインクがもたらす事故は、張り詰めた集中力が途切れてしまう要因のひとつです。

その対策法は色々あると思いますが、

  • 乾きの早い製図用インクを使用する。
  • 行をまたぐタテ書きでは、手の甲にティッシュを敷く。
  • 指を置く位置に神経を尖らせる。

などなど。

一瞬の気の緩みが事故につながります。

私の場合、仕上げた直後に別の紙を重ねてインクが伸びてしまった、というドジをたまにやらかすため、乾燥するまでは気が抜けず、わざわざ別のテーブルに置いて保管する方法を取っていました。

「インクを擦らない書き方」もペン字技術の一部と捉えていた節がありましたが、ブロッターを使用すればインクにまつわる大半の事故は未然に防げます。

何より好きなインクを気兼ねなく使えるようになったのがいちばんの恩恵でした。

  1. コレクト社のブロッターは、横14.5cm、縦7cm、高さ5cm []
スポンサーリンク

シェアボタンから、この記事の情報をおすそ分けできます