有名書道家が監修している筆ペンを調べてみた

「美文字」とは「ひとりの大人として身の丈にあった文字」というニュアンスを含んだ最近の造語です。

テレ朝の深夜番組で「美文字大辞典」がレギュラーコーナー化すると、「美文字」という言葉が世間に浸透し、2013年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされました。

そんな世間の需要に則してか、筆ペン業界では製造メーカーと書道家が協力し、初心者でも書きやすい筆ペンを開発する動きがあります。

有名書道家[1]が監修した筆ペンとその特徴を簡単にまとめてみたいと思います。

プラチナ万年筆から 武田 双雲 監修 「楽々筆ペン 双筆」

2012年10月に発売された、初心者でも「トメ」「ハネ」「ハライ」がうまく書ける穂先を採用した筆ペンです。

  • 独自開発のコシがある穂先を使用[2]
  • 筆のタッチを感じながら「トメ」「ハネ」「ハライ」を表現しやすい。
  • 墨の香りがする顔料カーボンインク。

利用シーンに合わせた「双筆シリーズ」が3タイプ、その改良型となる「跳ね小筆」[3]が発売中です。

ぺんてるから 中塚 翠涛 監修 「携帯筆ペン きらり」

2013年1月に発売された、女性が手に取りやすい上品で落ち着いたカラーリングを施した携帯筆ペンです。

  • ターゲット層は20~30代女性。
  • 特に、立ち居振る舞いの美しさに「きれいな文字が書けること」もそのひとつと捉えている女性。
  • ペンポーチや小さなバッグから取り出しやすいサイズに設計。
  • ぺんてる伝統の品質はそのまま。

ご祝儀袋や結婚式の芳名帳などのシーンを想定した「女性向けの携帯筆ペン」です。

セーラー万年筆から 涼風花 監修 「ふで和み」

2014年10月に発売された、セーラー筆ペンシリーズを、より握りやすく、女性向けのデザインにリニューアルした筆ペンです。

  • 正しい持ち方で握れる「くびれのあるグリップ」を新たに設計。
  • 上級者向けの「毛筆タイプ」と初心者向けの「硬筆タイプ」を用意。
  • 「漆塗り」を参考にしたカラーリング。

穂先の作りはそのままに、ペン軸の作りを一新したケースの筆ペンです。

呉竹から 監修者なし 美文字筆ペン

呉竹の美文字筆ぺんできれいな字が身につく! すぐに役立つペン字練習帳

「美文字筆ペン」に監修者はいませんが、教材とタイアップする形で「和田 康子」先生が登場します。市販のボールペン字練習帳シリーズで圧倒的に刊行数が多い先生です。

呉竹はこの他にも美文字練習グッズとして、小冊子『コツをつかんで今日から美文字!』を展開しています。

まとめてみると、だいたい1年おきに有名書道家とタイアップした筆ペンが発売されているようです。

来年はパイロットあたりから何か動きがあるのでしょうか。楽しみです。

  1. メディアでの露出が多く、世間の認知度が高いという意味で []
  2. 穂先の先端だけが柔らかく、根本部分にはコシがある構造 []
  3. 小筆なのに筆圧によって中字まで表現できるよう、穂先の形状が進化した []
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