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硬筆書写検定へ向けて その3

実技の第1〜6問までについては解説できるほどの技量がないため、専門の講座やテキストを利用するなどして備えてください。このブログでは理論問題を中心に扱う予定です。試験を受ける受けないに関わらず、教養として楽しめる記事にできたらいいなーなんて思ってます。

ということで、6問目までを飛ばして第7問から。

第7問 漢字の筆順(楷書編)

2級の第7問では、常用漢字の筆順(行書と楷書)が5字ずつ、マルバツ形式で出題されます。

出題例

こんな感じ。

ちなみに、答えは両方ともマルです。どちらも昔から存在する筆順なんですね。

関連エントリー)筆順は必ずしも1つとは限らない

筆順についての基本的な考え方

漢字の書き方には2つの原則があります。

  1. 上から下へ書く。
  2. 左から右へ書く。

つまり、左上から書き始めて右下で書き終わるのが基本的なパターンとなります。

左上から書き始め、右下で書きおさめるイメージ

このイメージ図を様々な漢字に当てはめてみると、

原則に倣った字

なんだかしっくりきますね。解けない問題には、このルールを適用してみるといいかもしれません。

以上の2つの原則を軸として、他にも原則らしいものがあります。

  • 最初に中心をとった方が形を取りやすい筆順。「小」「水」など。
  • つらぬく長い画を最後に書く筆順 。「申」「事」など。

他にもややこしい原則があるのですが、その辺は実際に書きながら覚えた方が頭に入りやすいと思います。

原則ありきで筆順が決まっていったわけではないため、一応参考程度に。

筆順が2つ以上ある字(楷書)

出題の傾向としては、一般的に間違えやすい筆順の他に、筆順が2つ以上ある字についても出題されます。これについては、全通りのパターンを把握しておかないと対応できません。そこで主要な字をまとめてみました。

※その1で表示される筆順が一般的な書き方。

必

取

由

曲

角

専

ここまで作って、IEでは正しく表示されないことに気付きました(FirefoxOperaでは誤動作しません)。そして、一字を完成させるまでに50分弱かかるとか。ちょっと労力が半端ないので、後からゆっくり補完していこうと思います。

あとで補完する字

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硬筆書写検定へ向けて その2

第2回目は、2級の出題内容をざっと把握し、対策方法の大筋について触れてみます。

試験問題一覧

2級

実技問題

第1問(所定時間4分)
速書き(125字)
第2問
漢字を楷書と行書で書く(各10字)
第3問
漢字仮名交じり文の縦書き(50字)
第4問
漢字仮名交じり文の横書き(65字)
第5問
はがきの通信文(90字)
第6問
掲示文 横書き(6〜8行)

理論問題

第7問
漢字の筆順の可否について(マルバツ形式)
第8問
旧字体を読む(5字)
書写体を読む(5字)
第9問
草書を読む
平仮名のもとの漢字について
漢字の部分名称について
第10問
誤字の訂正

※各問100点満点

※制限時間90分

合格ライン

問題 合格点
実技 理論 実技 理論
2級 600点満点 400点満点 475点 295点

実技問題への対策

実技対策については、パイロットの通信講座を利用するのが無難かと思います。カリキュラムが硬筆書写検定に準拠していて、年会費も他の通信講座と比べると安心価格です。

2級に対応しているパイロットの添削課題

第2問:漢字を楷書と行書で書く
第3問:漢字仮名交じり文の縦書き(行書)
第4問:漢字仮名交じり文の横書き(楷書)
第5問:はがきの通信文
第6問:掲示文 横書き

初級・中級を一通り添削してもらえば、実技は恐らく大丈夫。

理論問題への対策

理論対策については、別途にテキストを用意します。

硬筆書写検定1・2級合格のポイント 平成20年度版—文部科学省後援 (2008)
狩田 巻山
日本習字普及協会
売り上げランキング: 53833

同書は、改訂版が毎年出版されても内容がさほど変わらないらしい。とりあえず最新年度版を揃えておけば良さそうです。私は、ずっと前に購入しておきながら開きもせずで埃まみれになっていた2007年版で取り組みます。

他にも揃えておいた方がいいよという本があれば、教えていただけると嬉しいです。

硬筆書写検定へ向けて その1

いつか受けるであろう、書写検定の勉強ノートをブログにまとめることにしました。

その第一回目。書写検定の概要について。

硬筆書写検定を知ろう

硬筆書写検定とは、ペン字に関する知識や技能を審査する資格試験のこと。書写水準の向上や教養を深め、職場における事務技能を高めることを目的に昭和38年度より実施されています。

文部科学省が認定する公的資格で、合格者は履歴書の特技欄に記入できます。1級に合格した場合は、指導者証・認定証が交付され、ペン字教室を開くことができます。

詳しくは、公式サイトを参照してください。

以下は、受験要項についてのまとめ。

受験資格

年齢・学歴などの制限はありません。

試験科目

  • 書写の実技問題
  • 書写の理論問題

試験実施日

第1回
6月
第2回
11月
第3回
1月

試験時間

午前10時より開始。

1級〜2級
90分
3級〜5級
60分

試験地

全国70都市の一般会場ならびに単独会場。

一般的な目安・程度

1級
大学生・社会人程度
準1級
大学生・社会人程度
2級
高校卒業・大学生・社会人程度
3級
中学校卒業程度
4級
小学校6年生修了程度
5級
小学校5年生修了程度

過去の合格率

18年度(年間)受験者・合格者・合格率
受験者 合格者 合格率
5級 2,862 2,744 95.9%
4級 14,468 12,855 88.9%
3級 47,490 28,843 60.7%
2級 15,016 6,975 46.5%
準1級 831 226 27.2%
1級 891 160 18.0%
合計 81,558 51,803
19年度(年間)受験者・合格者・合格率
受験者 合格者 合格率
5級 3,256 3,111 95.5%
4級 13,990 12,684 90.7%
3級 46,605 28,608 61.4%
2級 13,597 6,726 49.5%
準1級 952 246 25.8%
1級 872 145 16.6%
合計 78,272 51,520
20年度(年間)受験者・合格者・合格率
受験者 合格者 合格率
5級 3,602 3,414 94.8%
4級 13,980 12,633 90.4%
3級 42,655 28,954 67.9%
2級 12,682 5,668 44.7%
準1級 761 180 23.7%
1級 862 136 15.8%
合計 74,542 50,985

※わかくさ通信より転載

各級の合格率は、例年を通して大きな変化は見られません。

書写検定の審査基準は、「成績上位者○人まで」といった相対評価ではなく、一定の基準に基づいた絶対評価となっています。受験者数に関係なく、普段の実力がそのまま評価されるわけですから、競争率を重要視するのはあまり意味がないかもしれません。

出願方法

  1. 受験願書請求フォームより願書一式を請求する。
  2. 必要事項を記入の上、「受験願書一式」と受験料を現金書留か小為替又は郵便振替(00100-6-80767)で送付する。
  3. もしくは、書店で受験料を払い込み、「領収書(副)」と「受験願書一式」を一緒に同封して、協会へ郵送する。

願書受付

第1回
4月上旬〜5月下旬頃まで
第2回
9月上旬〜10月中旬頃まで
第3回
12月上旬〜1月中旬頃まで

受験料

1級
5,000円
準1級
4,000円
2級
3,000円
3級
2,000円
4級
1,300円
5級
1,000円

※消費税込み

合格したら

試験日から約1ヶ月後に合否通知書が送付され、合格者には後日、合格証書が発送されます。また、各級成績優秀者には特別賞が授与されるそうな。

合格者が検定協会に登録手続きを行うと、次の特典が受けられます。

  • 協会登録簿に記載され、永久に氏名が保存される。
  • 合格会員証バッジの交付。
  • 合格証明書の交付。
  • 書検ニューが2年間郵送される。

準登録とは

実技・理論のうち、一方の科目だけが合格した場合、次回とその次の試験に限り、不合格科目のみを受験すればよいという制度。

優遇制度を設けている学校

学校教育の一環として、増加単位として認定する学校があります。

硬筆2級
「書道Ⅰ」に1単位。
毛筆2級
「書道Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」のいずれかに2単位。

参考リンク)優遇制度を設けている学校一覧

次回は、試験の出題内容と大まかな対策について。

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