【2016年版】ペン習字の先生が使う筆記具の傾向を探る【ランキング】

「もし字が上手に書けるペンがあるのなら、少しでもあやかりたい」との思いから、独自に調べた集計結果を紹介します。今回で3回目です。

硬筆の競書誌『ペンの光』で手本執筆に使用された筆記具を集計してみたところ、2015年版のランキングでは、それぞれの部門の1位が以下のような結果になりました。

油性ボールペン部門 1位
三菱鉛筆 / ジェットストリーム 0.7ミリ
ゲルインクボールペン部門 1位
パイロット / ハイテックC 0.4ミリ
筆ペン部門 1位
ぺんてる / 墨液ぺんてる筆 中字

もはや鉄板にして王道な油性ボールペン「ジェットストリーム」がペン習字界隈にもいよいよ到来してきた2015年でしたが、2016年度に発行された『ペンの光』では、どんな筆記具が愛用されていたのか、懲りずに再び調べてみました。

硬筆の競書誌でよく使われている筆記具(日ペン編)

参考筆記具が記載された箇所

備考欄の参考筆記具を集計し、使用回数の多い順にランキング形式でまとめました。

※品名の青色文字は、アマゾンのレビューページとリンクしています。

油性ボールペン部門 第1位~第3位

手本執筆でよく使用された油性ボールペン【2016年版】

1位 三菱鉛筆 / ジェットストリーム 0.7ミリ
軽くなめらかに書ける低粘度インクのボールペン。
2位 パイロット / BDE-15-TBB 0.7ミリ
室内用途に特化したデスクボールペン。
3位 三菱鉛筆 / パワータンク 0.7ミリ
ツルツルの紙面でもしっかり筆記できるボールペン。

2015年から引き続き、1位は安定の「ジェットストリーム」という感じで今後も王者の地位をキープしていく予感がしてなりません。

ただ、油性ボールペンの低粘度タイプは、ペン先があらぬ方向に滑っていくような筆記感があって、私の場合、気付くとペン軸を強く握りしめてしまう癖が再発してしまいます。滑らかに書けるのになぜか安心できないというか、スーパーマリオ3の氷ステージでジャンプするタイミングを見誤ってしまうような不安定感を感じてしまうんですよね。

その点でいうと、しっかりした筆記感を味わいたい人は、外回りでの筆記を想定した「パワータンク」が適しているのかもしれません。その特徴を調べてみると、紙をがっちりグリップする"スパイクボール"をペン先に搭載したことで、紙面に食いつくような筆記感を味わえるらしいです。

色物ボールペンだとばかり思っていましたが、ペン習字にも使える一品だったのですね。

ゲルインクボールペン部門 第1位~第3位

手本執筆でよく使用されたゲルインクボールペン【2016年版】

1位 三菱鉛筆 / ユニボールシグノ 0.28ミリ
超極細なのに書き味が滑らかなボールペン。
2位 パイロット / ハイテックC カヴァリエ 0.4ミリ
カリカリした書き心地が特徴の細書き用ボールペン。
3位 ゼブラ / サラサクリップ 0.3ミリ
鮮やかな発色が特徴的なジェルインクのボールペン。

3年分のデータを通して見ると、ゲルインクの場合、細字タイプのボールペンが強く好まれています。

これは書く文字の大きさも多分に影響するのでしょうが、1センチ四方の文字を書く場合、0.3~0.4ミリの字幅が適しているようです。

筆ペン部門 第1位~第3位

手本執筆でよく使用された筆ペン【2016年版】

1位 ぺんてる / 墨液ぺんてる筆 中字 XFP6L
くっきりとした黒色が特徴のぺんてる筆ペン。
2位 呉竹 / 墨液くれ竹筆 中字 22号
スタンダードな呉竹筆ペン。
3位 ぺんてる / ぺんてる筆 中字 XFL2L
細字・太字も書ける汎用筆ペン。

1位の「墨液ぺんてる」は、日ペンの筆ペン通信講座でも推奨指定している筆記具です。廃盤になる心配が少ない点でも、ぺんてるの筆ペンは王者感があるなぁと。

デスクペン部門 第1位~第3位

手本執筆でよく使用されたデスクペン【2016年版】

1位 セーラー / デスクペン
2位 プラチナ / デスクペン

セーラーのデスクペンが仮名部門でよく使われた結果、上記のような結果になりました。

なぜ万年筆ではなくデスクペン?という疑問については、下記ページで説明し尽くした感があるので、興味のある方は読んでみてください。

関連 あまり話題にされないデスクペンの隠れた魅力

つけペン ペン先部門 第1位~第3位

手本執筆でよく使用されたつけペン ペン先【2016年版】

1位 日光 / 日本字ペン No.44
ペン先が紙に引っかかりにくい初心者向のけペン先。
2位 タチカワ / T-600クローム
下記のタマペンより弾力性があるペン先。
3位 ゼブラ / タマペン No.120
書き味がやや硬めのペン先。

昨年は3位となった初心者向けのペン先「日本字ペン」がトップに立つ結果となりました。これは、『ペンの光』でもっとも多く手本を執筆している田中鳴舟先生(日ペン会長)がペン先を「タマペン」から「日本字ペン」に切り替えたことが影響しています。

集計して分かったこと まとめ

3年分も集計を続けると、もはや代わり映えしない結果となりましたが、おさらいとしてまとめておきますと、

  • 油性ボールペンは 0.7ミリが好まれている。
  • ゲルインクボールペンは 極細タイプが好まれている。
  • 改良型の最新筆記具を使っているわけではなく、使い慣れた筆記具を愛用している模様。

黒の色合いが強いインクを使うだけでも文字がくっきり映えますので、個人的には、就活ボールペンとして定番の「エナージェル」もおすすめできるペンかなと思います。

ちなみに、人気ボールペンを決める総選挙では

お気に入りのボールペンを選抜する「第6回 OKB48選抜総選挙(2016)」では、6年連続で低粘度インクによるボールペンが王座に君臨する結果となっています。

第4回 OKB48 選抜総選挙
第1位 ジェットストリーム
第2位 ジェットストリーム プライム
第3位 サラサクリップ
第4位 ノック式エナージェル
第5位 ラミー サファリ ローラーボール
関連リンク
【2014年版】ペン習字の先生が使う筆記具の傾向を探る
【2015年版】ペン習字の先生が使う筆記具の傾向を探る
スポンサーリンク

シェアボタンから、この記事の情報をおすそ分けできます