日ペンのボールペン習字講座 確かな効果を感じる教材の内容

「日ペンのボールペン習字講座 私の所感」では伝えきれなかった教材の内容についてまとめておきます。

楷書が学べるテキストは3冊

ボールペン習字講座 テキスト1~3巻

ひらがな、カタカナ、楷書の書き方については、実際のペン運びを確認できる付属DVDがたいへん参考になります。

ボールペン習字講座DVD 個人的に参考になった点

ボールペン習字DVD 参考になった点

2016年には教材が一部アップデートされ、田中鳴舟先生(日ペン会長)のペン運びを収録したDVD教材が加わりました。

自宅で学ぶ通信教育生にとって、こういった資料映像は貴重でたいへん価値があると感じる一方で、懸念点がひとつ。

私もそうなのですが、流れる映像を漫然と見るだけでは「何かとてもすごい技術を見せてもらっている」といった散漫な感想になりがちなんですよね。YouTubeでイラストレーターのメイキング動画を見ているときに感じるあの感覚に似ています。

このDVDの場合、先生による手本の執筆映像が全内容の8割を占め(だから価値があるのだけれど)、淡々と見ていると、軽やかなペン運びを見ては「やっぱりプロはさすがだなー」といった感想に終始してしまいます。

ボールペン習字DVD 筆圧の加減をチェック

そこで、筆圧の加減を観察してみると、面白い発見につながるかもしれません。

指先の末端は血液の通う量が少なく、書く際に力むと爪の色が白く変わります。この点に注目したとき、先生の爪の色は運筆中でもほぼ薄桃色で(爪先だけ白っぽくなる)過度な筆圧はかけていないことが分かります。

一方で、爪の色が全体的に白くなる(筆圧をふわりとかける)場合は、どのような運筆をしているのかにも意識を向けると、ペン習字独特の運筆リズムがつかめるのではないかと。

あとは、右下に完成形の文字が表示されていますので、書き出す位置、止める位置を予測しながら視聴すると、先生のペン運びを疑似体験できます。

講習会でも先生の運筆は色々な角度から拝見できますが、如何せん硬筆なので変化の機微を捉えるのが難しく、ペンの持ち方(指先を置く位置)を確認するのが私には精一杯でした。

録画された動画ですと、1人称視点による映像を何回も繰り返し観察できます。そこが最大の活かしどころではないかと思います。

行書が学べるテキストは2冊

ボールペン習字講座 テキスト4~5巻

楷書編となる課題を6回提出したら次は「行書」を練習するステップに入ります。

手早く文字が書ける行書体は、日常筆記で最も実用度が高く、この便利さを知らずして「ペン習字を習って良かった」というのは少し早計な気もします。

ペン習字が初めてな人は、行書体の特徴でもある「見えない線(筆脈)」を書き表す感覚に最初は戸惑うかもしれません。

特に、楷書の延長線上にある「正体不明の行書」として捉えてしまうと、食わず嫌いになってしまい、敬遠してしまいますので、このテキストは、軽やかな筆致に近づくためのステップとして取り組むと、不慣れなペン運びに手を焼きながらも、押さえるべき要所がつかめるようになります。

手紙・書状の作成に役立つテキストは3冊

ボールペン習字講座 テキスト4~5巻

このテキストで学べる実用書式は、

  • 年賀状・暑中見舞いの裏書き
  • 出欠返答の書き方
  • 婚礼の表書き
  • 封筒の表書き(長形4号)
  • はがきの表書き

実生活で書く機会が多い書式は、だいたい網羅しています。

実寸サイズで手本が掲載されていますので、コピーして手元に残しておくと、いざというときに慌てず、手本の布置を参考にしながら書状を作成できます。

復習用のトレーニングブックは2冊

トレーニングガイド

さらに練習したい人のためのトレーニングブックもあります。

数稽古によって手本の型を手に覚え込ませる意気込みがある人は、市販の漢字練習帳(84字タイプ)を1冊購入しておくと、さらなる上達が見込めます。

テキストに載っていない字も練習できる『硬筆字典』

『硬筆新字典』 表紙

副教材の字典は、『硬筆書写ハンドブック』(1,700円)から『硬筆新字典』(3,780円)に変わりました。

DVD教材も単体で購入するとそれなりのお値段(3,800円)なので、2016年以降の受講生は価格面で優遇されています。

『硬筆新字典』 内容の一部

『硬筆新字典』は、楷書・行書・草書の書き方が分かる内容になっています。

この字典が最初に役立つ機会は、提出課題で書く文字を調べるときでしょうか。テキストをめくりながら「あの手本はどこにあったっけなー」と探し回る時間を短縮できます。

スクーリングに使える 講習会の「無料参加券」も

講習会の無料参加券

受講申込日から1年間有効なペン習字講習会の無料参加券も付属しています。

北海道・東北・東京・名古屋・福岡・四国など各地で毎年それぞれ年1~2回講習会を開催しています。

午前中に美しい字を書くコツについての講義があるほか、午後はその場で自分の作品の添削も先生から直接受けられます。

ペン習字講習会 日程 - 日本ペン習字研究会

8,100円(昼食代込)の一般参加費が無料になる時点で日ペン側は受講生を育てる気が満々なんですけど、こういったスクーリングってすごく参加しづらいんですよね。

自分の下手な字が衆目を集める抵抗感もありますし、上級生とのレベル差に引け目を感じて自分は場違いだと感じたり。

でも、実際に参加してみると「人はそれほど自分の字に興味を持っていない」ことが分かりました。というより、先生がどのように指導するのか、その内容が知りたくて参加している人がほとんどなので、当初の不安も取り越し苦労に終わりました。

地元開催の日程に合わせて参加してみると良い体験になると思います。ペン習字に励む人たちの空間に一度でも身を置くと、その後の学習意欲が高まることうけあいです。

関連 日ペン講習会を受講しました レジュメや感想など

特別奨励金で他の講座もお得に受講できる

毎年1月に届く「がくぶん通信講座」のカタログ

がくぶんの通信講座を修了した人は、特別奨励金[1]つきで申し込める講座カタログが毎年1月頃に届きます。

日ペンが監修している通信講座は他にも、

  • 速習筆ぺん実用講座
  • 賞状書士養成講座

筆ペンと小筆を使った2つの講座があります。興味がある人はこのカタログを経由して申し込むと受講費用が安くなります。



  1. 特別奨励金の支給を受けるには、a.受講費を完納している。 b.無料延長期間を含めた受講期限までに全課題を提出している。 これら2つの条件を満たす必要があります []
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