硬筆書写検定3級に合格できる勉強計画の立て方【一発合格する方法】

このページでは、「硬筆書写検定3級を独学で合格するための A → B 学習法」を利用した、より具体的な学習の流れについて説明します。

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ペン習字は未経験。3級受験に向けてどんな勉強から始めればいいのか分からない人は
硬筆書写検定3級を独学で合格するための A → B 学習法
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おさらいになりますが、次のような流れで学習を進めていくと、3級受験に必要な知識と技術を習得できます。

図解 [硬筆書写検定3級を独学で合格するための A → B 学習法]

この図は、字が上手くなる仕組みに基づいた[Aプラン][Bプラン]を使って硬筆書写検定3級合格を目指す学習の流れを表しています。

以下のページから読み進めてもらうと、各プランの概要やねらいが分かります。

参考 硬筆書写検定3級を独学で合格するための A → B 学習法

対象としているのは、まだ何も手付かずの状態で「これから字が上手くなりたいと考えている人」、つまりは初学者の方です。

仕事や育児の都合で教室には通えず、自宅学習で3級合格を目指す人のために書きました。

3級受験に必要な技量を身に付ける学習の流れは以下のとおりです。

  1. 6ヶ月~1年先の試験日に照準を合わせて行動を起こす
  2. ペン習字の通信講座で書字力を底上げする (Aプラン)
  3. 検定対策に役立つ参考書類を揃えておく
  4. 通信講座を修了したら検定対策に入る (Bプラン)

既にペン習字の心得がある人でしたら、参考書を揃える段階③から開始できます。

1つずつ具体的に説明していきますね。

①6ヶ月~1年先の試験日に照準を合わせる

目標地点から逆算して行動します。締切日を強く意識した勉強法は、なにかと誘惑が多い自宅学習と相性が良いからです。

ゴールとする目標地点は「硬筆書写検定3級を受験し、実技・理論試験で合格点を取ること」です。まずは、年に3回ある試験日を把握し、予定を確保しておくことが始めの一歩になります。

硬筆書写検定が実施される月日

1年に3回実施される硬筆書写検定の試験日と申込期間は、下記の通りになっています。

第1回
試験日:6月の第3日曜日
申込期間:4~5月下旬
第2回
試験日:11月の第2日曜日
申込期間:9月~10月中旬
第3回
試験日:1月の最終日曜日
申込期間:12月~1月中旬

硬筆書写検定3級の受験料

3級の受験料は2,500円です。

試験日の詳細・申込方法については、硬筆書写技能検定の公式サイトで確認してください。

では、具体的な話に入っていきます。

おおよその学習スケジュール

冒頭の図解「自宅学習で硬筆書写検定3級に合格するための学習プラン」と3級の試験日を合致させると、以下のような学習スケジュールになります。

硬筆書写検定が実施される月日

硬筆書写検定3級の受験に向けた学習スケジュール例

(1つのパターンとして、2月から学習を開始した場合の学習スケジュール)

開始する時期にもよりますが、受験日までの調整期間を含めておよそ8~12ヶ月の学習期間を見込んでいます。

各月から始める学習スケジュールは、以下の画像リンクにまとめています。参考にしてみてください。

長丁場の基礎練習が続くため、負担と感じるようなトレーニングは基本的に行わない方針です。

1日の練習時間は30分前後。1セット10分程度の練習でも構いませんので、ペンを手にとって書く習慣を身に付けるところから始めてください。

「週末にまとめて数時間分の練習ノルマを片付ける」これは書く能力がもっとも伸び悩む良くない学び方です。

というのも、「記憶学習」と「体の動かし方」を同時に訓練することで書字は上達していきます。

「勉学」と「スポーツ」の要素を兼ねたペン習字は、たとえるなら、「漢字の書き取り」と「ダーツ競技」を同時に行っているようなもので、特に指先を自在にあやつる「器用さ」がたいへん重要です。

重要なんですと伝えたところで、「よし、自分の体よ思い通りに動いてくれ」と念じて美しい字が書けたらどんなにいいことか── 複雑な動きが要求される書字の技術は、三日三晩、一生懸命になって取り組んだところで劇的な上達など叶いません。

これは断言できます。字は本人の意図しないところで上手くなるのです。

やることさえやったら睡眠を挟んでください。深い眠りの中で「脳」が体の動かし方を最適化してくれます。

「よく学び、よく寝ること」この繰り返しを1日でも長く継続できた人から字は上手くなる。これは私が10年近くペン習字界隈に身を置いて実感してきたことです。

②ペン習字の通信講座で書字力を底上げする(Aプラン)

「躍起になって字の練習をしたところで一気に上達するわけでもないんだから、基礎基本からじっくり踏み固めていこうよ」という私の考えとほぼ一致している教材があります。日ペンのボールペン習字講座です。

公式ページ 日ペンのボールペン習字講座

硬筆書写検定3級の受験に向けた学習スケジュール例

上記の学習スケジュール、ピンク色の帯で示した「書き方の基本をイチから学び直すAプラン」は、日ペン講座の学習期間(6ヶ月)とリンクしています。

もちろん別の教材を選定して学習しても構いません。基礎固めの段階では、5種類の書き方についてよく学んでください。3級受験の実技対策に直接影響します。

  • ひらがな・カタカナ・数字の書き方
  • 楷書の書き方
  • かんたんな行書の書き方

これら5つの書き方を覚えることで「字形の整え方」に関する対策はほぼ完了します。

日ペンのボールペン習字講座は、硬筆書写検定3級にも対応した通信講座ですので、上記5つの基礎固めが漏れなく出来るカリキュラムが組まれている他にも、

  • やるべきことがリストアップしてあるおかげで、テキストを進めるだけで必要な技術が身につく
  • 親身な添削をしてくれる先生が在籍しているので、最後までモチベーションを維持しやすい
  • 自宅学習には付き物の「分からないことをそのままにしておく気持ち悪さ」についても質問用紙・メールを使って解消できる。

このような特徴がある講座です。

資料請求【無料】 日ペンのボールペン習字講座

Aプラン(基礎固め)を通して書写技術がレベルアップした様子

基礎練習を終えた後に再び「書写力簡易テスト」を行うと、少なくともこのくらいは上手に書けるはずです。

  • 「完全独学で取り組むのはちょっと不安」
  • 「添削付きの教材を使って合格レベルの技量を身に着けたい」

という人は、別記事をご覧ください。硬筆書写検定3級に対応した通信講座を2つ紹介しています。

③検定対策に役立つ4つのテキストを揃えておく

硬筆書写検定3級の受験対策に役立つ参考書類

Aプラン(基礎固め)の取り組みが軌道に乗り始め、「この調子ならやっていけそう」と手応えを掴み始めた段階で、硬筆書写検定3級のセルフ模試を実施できる教材を揃えておきます。

試験問題の内容を予め知っておくだけでも予行演習になりますし、Aプランでの基礎訓練を本番時にどのように役立てるのか、おぼろげながらもその道筋が見えてきます。

次の4冊が検定対策に役立つ教材です。

  1. 『硬筆書写検定3級 合格のポイント』
  2. 硬筆書写技能検定試験[練習用紙]
  3. 「硬筆書写技能検定」三級のドリル
  4. 『硬筆毛筆書写検定 理論問題のすべて』

1.『硬筆書写検定3級 合格のポイント』

『硬筆書写検定3級 合格のポイント』

何はなくともまずはこの一冊から。過去数年分の問題集から出題内容が分かります。

実技問題を解説したページでは、模範となる答案例やワンポイントアドバイスが載っており、採点の評価基準を把握できる点で心強いです。

理論問題の項では、常用漢字の筆順や部分の名称(部首名)など、最低限覚えるべき知識を網羅してあります。

良くも悪くも、3級に必要な受験知識を広く浅く押さえている印象です。本書を足がかりとして、さらに踏み込んだ実技対策の練習をする際は、3級試験の答案用紙と同じ紙質の教材を利用してください。

※本書は、改訂版が毎年でていますが、大きな変更箇所は過去問題の更新のみです。今年度版と手頃な中古本が1冊あると、出題の傾向をおおよそ把握できます。

2. 硬筆書写技能検定試験[練習用紙]

硬筆書写技能検定試験[練習用紙]

硬筆書写検定1級~4級に対応した練習用紙です。もちろん3級用としても使えます。

試験問題と同じ[紙質][書き味][サイズ]を特徴とした練習用紙ですので、セルフ模試を行う他にも、にじみやすいボールペン・フェルトペンを見分ける際に役立ちます。

内容物は、

  • 第二問 漢字(楷書・行書)を大きく書く(20枚)
  • 第三問 タテ書き(20枚)
  • 第四問 ヨコ書き(20枚)
  • 第六問 掲示を書く(5枚)

1セット計65枚。

抜け落ちている、第一問[速書き]と第五問[ハガキの表書き]の用紙については、検定協会が出版している書き込み式ドリルで補完できます。

入手先 硬筆書写技能検定試験[練習用紙] 一般財団法人 日本書写技能検定協会

3.「硬筆書写技能検定」三級のドリル

「硬筆書写技能検定」三級のドリル

3級試験の答案用紙と同じ紙質を使用した書き込み式ドリルです。

先ほど紹介した[練習用紙]三級ドリルの答案枠を重ねてみたところ、完全にサイズが一致しましたので、双方を揃えることで本番の試験を想定したセルフ模試を実施できます。

個人的には、掲示書きのレイアウト例がたいへん参考になりました。ミリ単位指定による書き方が載っており、その通りに書くことで模範とする文章レイアウトに近づけます。

このような貴重な情報は、年に2回ある地区講習会に参加しないと入手できなかったのですが、『三級のドリル』を手に入れれば、すぐに確認できるようになりました。

入手先 「硬筆書写技能検定」三級のドリル 一般財団法人 日本書写技能検定協会

4.『硬筆毛筆書写検定 理論問題のすべて』

『硬筆毛筆書写検定 理論問題のすべて』

こちらは理論問題に特化した参考書です。

硬筆・毛筆書写検定の1~5級の理論問題に対応した、2級以上を目指す人なら必携の書です。

3級を受験する段階では、参考にできる箇所が限定的ではありますが、覚えるべき情報がコンパクトにまとまっている一冊です。

短期間で3級の理論問題対策ができるように配慮・作成した当サイトのページ内でも本書を一部参考にしていますので、必要となる知識を効率よく覚えたい人は入手しておいてください。

関連 硬筆書写検定3級 理論問題を効率よく対策するために

ここまで、3級を受験するにあたって、揃えておきたい参考書類について紹介しました。

Aプラン(基礎固め)の段階でも、先手を打って理論問題の知識を覚えたり、実際に問題を解いてみたりして、今の自分には何が足りないのか知っておくと、スムーズにBプラン(実践応用編)に移行できるかと思います。

[書くことが楽しい]と思える人でしたら、わざわざ段階を踏みながら練習する必要もないのですが、手書きが苦手な人にとっては、書くコトそれ自体が苦痛に感じるケースが多いため、「上手くなった結果、好きになる → 書くことが楽しい」この状態を目指して経験値を少しずつ積み上げていくやり方が無難なのかなと思っています。

他にも以下の参考書が見つかるかと思いますが、必携ではありません。

『硬筆書写技能検定の手びきと問題集』
検定協会が出版する公式ガイド本(のような位置づけ)
『3級合格のポイント』と重複する内容が多い。
唯一の売りでもあった「受験者の合格答案例」についても公式サイトから閲覧できるようになったため、必携ではなくなった。
『正しい筆順が身につく漢字の上手な書き方練習帳』
特徴らしい特徴を挙げるのが難しい、これ1冊で3級実技・理論の備えができる参考書。
試験の申込方法から出題の内容、解答例まで網羅してあるものの、肝心の答案ポイントがあっさりした解説となっている。
近年出版された『三級のドリル』の登場によって存在感がさらに薄くなってしまった印象。

補足:4級を受験することで試験の雰囲気が前もって分かる

硬筆書写検定3級の一発合格を目指すなら、前もって4級の試験を受験しておくことをオススメします。

「3級試験の予行演習」「楷書書きの腕試し」になるからです。

試験会場の雰囲気や机の広さ・イスの高さ、試験監督による事前説明などを前もって体験しておくだけでも、3級試験の緊張感が和らぎますし、手本なしでどのくらい書けるのかを知るにあたっても良い機会となります。

4級の問題文には「漢字は"かい書"で書くこと」とあるように、小学6年生までに習った漢字に限定した設問となっています。

3級に対応した通信講座を受講している場合、Aプラン(基礎固め)の後半では、楷書を書くコツについて一通り学び終えていますので、『4級合格のポイント』を1冊手に入れ、過去問と答案ポイントをチェックする程度の対策で受験できる体制が整います。

④通信講座を修了したら検定対策に入る(Bプラン)

図解 「字形よく書く練習」を行ってから「字配りを磨く練習」に移ると対策しやすい

Aプラン(基礎固め)が終わり次第、文を書く練習を主体とした実践編に移ります。図中の右側の練習に入るってことですね。

きれいに書けるようなった書字を今度は文書として構成するとき、どんな点に気を配りながら一字ずつ並べるのか「字配り」について学ぶステップです。

点数アップに繋がる答案のコツを知っておこう

硬筆書写検定3級の実技問題は計6問(各問100点満点)。600点満点のうち、415点以上で合格扱いとなり、確実に合格するためには各問で70点以上は取っておきたいところです。

設問の意図や書き方のルールは『3級合格のポイント』で確認するとして、私なりの目線で答案のコツを要約すると、次の5つの気配りを踏まえて書くことが合格点を勝ち取る秘訣になると考えています。

図解 [書字の読みやすさを感じる5つの要素]

  1. 字形が整っている
  2. ひらがな・漢字同士の字粒が揃っている
  3. 字間が均等である
  4. 文字の中心が通っている
  5. 行頭・行尾が揃っている

これら5つの気配りが手書きの読みやすさを左右する要素となり、これは硬筆書写検定の採点ポイントとして捉えてもよいと思います。

「字の読みやすさを左右する5つの気配り=答案の採点ポイント」この事がわかる記述が『3級のドリル』にも載っていましたので紹介しますね。

硬筆書写検定3級の模範解答例

(『硬筆書写技能検定 三級のドリル』p3 より)

模範解答例を見ると、どの点に気をつけて書くべきなのか、赤の注釈で示してあります。

日常生活の筆記を想定した[速く][正しく][美しく]書ける技術を審査する試験が硬筆書写検定ですので、採点のポイントを知ることが、そのまま読みやすい字を書くコツになるわけです。

読み手のことを気遣いながら書くことになるので、慣れないうちは疲れます。でも、これらの気配りが自然にできるようになると、さりげなく相手を思いやれる心遣いへと変化します。

美しい字が書ける人は、書字で心配り(おもてなし)ができるのですね。

一方で、減点対象となる答案は、上記5つの気配りが行き届いていない書き方です。

読みにくい答案によって評点は下がる

以下の「良くない例」が減点対象となってしまう答案です。

硬筆書写検定で減点対象となる書き方

(『硬筆書写技能検定 合格のポイント』より)

一言でまとめると、[字配り」が出来ていません。

「字形の整え方」については、Aプラン(基礎固め)でみっちり学んできましたので、今度は文書のレイアウトについて練習すれば、5つの気配りがすべて身につき、実技の対策はほぼ万全な状態となります。

セルフ模試を念頭に置いた教材の使い方

答案のコツは分りました。では、用意した教材をどのように使えばいいのかというと、最終的には、1問ごとに使える時間配分を意識した練習がメインになります。

硬筆書写検定3級の試験時間は、70分です。

70分の制限時間に対して、出題は実技・理論問題の計10問。予め答案時間の目安を決めておくと、最後まで平静を保ちつつ答案できます。

硬筆書写検定3級 答案時間の目安

第一問 速書き
5分間(黙読1分、答案4分)
第ニ問 漢字の熟語(5つ)を楷書と行書の2書体で書く
8分(10字)
第三問 行書を含めたタテ書き
8分(約45字)
第四問 楷書によるヨコ書き
10分(約60字)
第五問 はがきの表書き
10分
第六問 掲示文
14分(6~8行のヨコ書き)
第七~十問 理論問題
約10分
ここまで計65分

残り時間5分を見直しや下書き線を消す時間にあてるとしたら、このような時間配分になります(あくまで目安です)。

硬筆書写検定の試験対策をしている様子

(形が安定しない字は、字典を使って逐次確認しながら)

[答案のコツ][1問ごとの時間配分」2つの要点を押さえたら、あとはひたすら書くべし、書くべしです。

  1. 参考書で答案のポイントを確認
  2. 練習用紙で実践
  3. 模範解答例と見比べて気遣いが不十分な箇所を見つけて自己添削

この繰り返しを各問ごとに行い、経験値をどんどん上げていきます。一筆箋に似合うこなれた書きぶりが板につくとしたら、おそらくこの時期ではないかと思います。

いよいよ大詰めです。

最後に試験と同じサイズの練習用紙とタイマーを用意し、第一問から第六問までを60分以内に答案するセルフ模試を数回ほど実施すれば、用意周到もいいところで万全な状態で試験に臨めます。

おさらい 3級で合格点をとるために必要な勉強項目

ここまで読むだけでも大変でしたよね。お疲れ様でした。3級受験に必要な技量と知識、もとい、自宅にいながら字が上手くなる方法については、余すことなく伝えたつもりです。

最後に硬筆書写検定3級を受験するにあたって、おさえておきたい要項についてまとめておきます。

硬筆の基礎固め(Aプラン)
一字ずつ書く練習を中心に書写の力を養う
  • ひらがな・カタカナ・数字の書き方
  • 楷書の書き方
  • かんたんな行書の書き方
ぜんぶで5つの書き方を習得する
3級の試験対策(Bプラン)
字配りの練習を中心に行いながら、自運の力を養う

※自運とは、手本なしで書く自己運筆のこと

  • 字形よく書く
  • 字粒を揃える
  • 字間を均等に
  • 文字の中心を揃える
  • 行頭・行末を揃える
ぜんぶで5つの気配りを習得する
結果として、書字でおもてなしが出来る技術が身につく

要は、「5つの書き方」「5つの気配り」が出来ていれば、3級の合格圏内に入る技量が身につきますので、どこから攻略していくかはその人の自由です。

AプランとBプランを同時並行して取り組むやり方もあるでしょうし、普段から書く機会が多い人にとっては、日常筆記それ自体がBプラン(実践応用)の練習にもなることでしょう。

紹介した勉強方法を自分なりにアレンジして取り組んでみてください。

硬筆書写検定3級の過去5年の平均合格率[62.3%]となっています。


最後まで読んでみたけど、「どんな練習から始めたらいいのかよく分からない」という人は、「ひらがな」→「カタカナ」→「アラビア数字・漢数字」といった順に、美しく書ける文字のバリエーションを徐々に増やしていきましょう。いちばん手堅く着実な上達方法です。

その中でも、

  • ひらがな・カタカナ・数字の書き方
  • 楷書の書き方
  • かんたんな行書の書き方

これら5種類の書き方についてよく練習してください。字形を整える能力は、硬筆書写検定3級の合格率を大幅に引き上げる要素になると考えています。

このような硬筆の基礎基本を自宅で効率よく学ぶにあたっては、3級に対応した通信講座が適しています。詳しくは別記事をご参照ください。

参考 硬筆書写検定3級に対応した通信講座【大人向けやり直し勉強術】