『ペンの光』清書用の下敷き【ダウンロード配布】

数年前に作成した『ペンの光』下敷き用紙を多くの人が使えるように作り直しました。

  • 目習いのレベルアップ
  • より正確な書写
  • 競書成績の底上げ など

上手く利用すれば、書字の上達を何倍も早めてくれます。ぜひ使ってみてください。

2016/12/11
セブンイレブンのコピー機で原寸印刷できない不具合を修正しました

PDFファイルのダウンロード

以下のリンクから下敷き用紙をダウンロードできます。

アルファベットの頭文字が用紙の種類を表しています。

級位・段位が認定される部門

A-1_kitei.pdf
規定部(10級~五段)用の下敷き
F_kitei_1.pdf
規定部、推薦以降(1行書き)の下敷き
F_kitei_2.pdf
規定部、推薦以降(2行書き)の下敷き
F_fude_pen.pdf
筆ペン部(10級~四段)用の下敷き
C_fude_pen.pdf
筆ペン部、五段以降の下敷き

応用力が身につく部門

C_kanji.pdf
漢字部用の下敷き
C_tegami_kanji.pdf
手紙実用部、漢字部兼用の下敷き
B_tegami.pdf
手紙実用部用の下敷き
D_juken_tate.pdf
受検部(たて書き)用の下敷き
E_juken_yoko.pdf
受検部(よこ書き)用の下敷き

PDFファイルに対応したアプリから、各種下敷き用紙を印刷できます。

※A4サイズ、カラー印刷を推奨

ペンを持つ右手が滑らかに動くよう、中央より左上に枠線を配置しています。下側の余白部分が邪魔になる際は、カッターやハサミで切り取り、使いやすいサイズに調整してください。

印刷した下敷きの使い方

A-1用紙を例に、どのように使用するのか説明します。

といっても、難しいことは特にありません。

下敷き用紙と清書用紙を並べた様子

手順1. 清書用紙側の水色の線と下敷き側の線がぴったり重なるように合わせます。

初めて使う際は、中心線と補助線の間隔が何mm空いているか測っておいてください。

A-1用紙の場合は、中心線から5mm間隔で補助線を左右に2本引いています。

下敷きをセットしたらマスキングテープで仮止めする

手順2. 粘着力を少し弱めたマスキングテープで仮止めします。

クリップで仮止めする際は、外側の太枠線に沿って一部を切り取る作業が必要になります。

下敷き側の補助線の寸法通りに手本にも補助線を引く

(『ペンの光』2016年12月号より)

手順3. 先ほど測った寸法(中心線から左右に5mm間隔)の補助線を手本にも書き入れます。

これで清書する準備が整いました。

使用上の注意点

書き出しの補助線

一部の下敷き用紙には、書き出しの位置が揃うように、ヨコの破線を入れてあります。

たて書きの文章を書く場合、全ての文字を破線で揃えないように注意してください。

たて書きの書き出し位置は微妙に異なる

(『ペンの光』2016年5月号より)

手本の書き出し位置を観察してみると、この破線よりわずかに下げて書く文字があります。

そのまま書いてしまうと文字が浮き上がって見える字、特によこ線から始まる漢字・ひらがながその傾向にありますので、行頭を揃える工夫としてやや下げて書きます。

過去の『ペンの光』を参考にして、目安となる書き出し位置を決めましたが、課題文面の文字数によって、書き出す位置は微妙に異なっています。あくまで参考程度に留めてください。

漢字部は、書き出しの位置が毎月変わるため、硬筆書写検定で用いる配置パターンを取り入れました。

漢字部としての美しい作、秀作とは、熟語をしっかり読めるように並べることが大切で、枠内に10の文字を大きく書いたため読みにくくなることは、審査では、結体・筆意等がよくても評価は上がらず、大よりは小の方がよいと思われます。

『ペンの光』2013年09月号

『ペンの光』漢字部では、「余白の美しさ」「読みやすさ」という観点から、大字粒は不適という審査基準になっています。

漢字部の書き出しガイド線は、ないよりはマシ程度の扱いになっています。


ここから先は、下敷き用紙の具体的な印刷方法について説明します。

パソコン操作が苦手な人でも、コンビニのコピー機を利用すれば確実に印刷できますので、チャレンジしてみてください。

家庭用プリインタで印刷する際の設定

A4サイズを指定

用紙は「A4サイズ」

カラーモードは「カラー」を想定して作成しています。

“実寸大”で印刷する項目を設定する

印刷した下敷きが合わないときは、次の項目を設定するようにしてください。

原寸印刷するための設定

(これは「Adobe Acrobat」というソフトの印刷画面)

使用するソフトによって、実寸印刷するための設定が異なるようで、

ページの拡大 / 縮小 → 「なし」もしくは「100%」

といった設定に合わせてから印刷してみてください。

モノクロでい印刷すると破線が薄くなる

モノクロ(白黒)で印刷すると、補助線の部分が薄くなってしまうようです。(自宅プリンターでのみ確認)

セブンイレブンのコピー機で印刷する場合

家庭用プリンタを持っていない人は、セブンイレブンの複合機からも原寸印刷できます。

操作手順を以下にまとめておきます。

セブンイレブンで下敷き用紙を印刷する手順

ダウンロードしたファイルをメディアに保存する

まず始めに、ダウンロードしたファイルを手持ちのメディアに保存します。

使用できるメディアは上の画像の通りです。

印刷に必要なお金も用意しておきます。

  • 白黒 10円/枚
  • カラー 50円/枚

では実際に、コピー機のタッチパネルを操作していきます。

※操作画面は、2016年12月時のモノです

タッチパネルの「プリント」を選択

「普通紙プリント」を押す

「同意する」を押す

使用するメディアを選択する

「確認」を選択

「確認」を押すと、保護カバーが自動で開きますので、準備してきたメディアを装着します。

カバーが開いたらメディアを装着

選択したメディアに応じて装着口の場所を緑色のランプで教えてくれます。

「セット確認」ボタンを押す

メディアを装着したら、タッチパネルの操作に戻り、「セット確認」を押します。

ここからは、メディアに保存してあるファイルを印刷する操作に入ります。

「ふつうのプリント」を押す

印刷するファイルを選択する

メディア内のファイルが表示されますので、印刷したいPDFを1つ選択します。

(ローマ字読みでどんな下敷きか判別できるようになっています)

「すべてをプリント」を押す

印刷設定を選択する

白黒は10円、カラーは50円になっていますので、予算に応じてカラーモードを設定してください。

“用紙サイズ”は、「A4」

“ちょっと小さめ”は「しない」

“詳細設定”は、無視します。

これで印刷する準備が整いました。

「プリントスタート」を押す

選択したPDFを何枚印刷するか選択したら「プリントスタート」を押します。

「プリントを続ける」もしくは「メディアを取り出す」を押す

他のPDFファイルを印刷する場合は「プリントを続ける」を押すと、先ほどのファイル選択画面に戻ります。

印刷を終えたら、「メディアを取り出す」を押します。

最後にメディアを取り外す

プリント終了後は、操作画面に従って装着したメディアを取り外します。

以上になります。おつかれさまでした。

機械を操作するのがどうにも苦手な人は

下敷きそのものは、簡単に作成できます。

『ペンの光』競書用紙が既に雛形になっていますので、濃い色ペンで補助線を直接書き込むアナログ作業でも、5~10分もあれば作成できます。

補助線を入れる間隔も自分で設定できますし、しっかり定規を当てて線をまっすぐに引けば完成です。

書写に傾倒した練習がもたらす弊害

格子描きでフォッコを描く

(ポケモンの上手な描き方を教えてくれるゲームソフトの一画面)

絵の上達法のひとつとして、格子状の線を利用したイラストの模写があります。

任天堂のゲームソフトには「格子描き」によるお絵かきレッスンがあり、特に手本を観察する目が養われていない人にとっては、とても効果がある練習法でした。

日ペンが推奨する下敷きを利用した練習法もこれに近いものがあると感じています。

例えるなら、自転車の補助輪を装着するようなもので、準備に手間をかけ、怠らなければ誰でも上手に字が書けるようになります。

ただ、補助線に頼った時期が長く続くと、ほどほどに上達した地点を境にして、「書写は立派だけれど、自己運筆がイマイチ」な状態となり、本来の実力が未成熟なままとなってしまいます。

良い作品が書けたと思ったら、手本なしでも同じ運筆ができるか試しに自運してみてください。この差をどうやったら解消できるのか、考えながら練習できる人が本物の力を蓄えていくように感じます。

入力の仕方は関係なく、出力する機会が多い方が記憶は定着すると考えられます。

人に話すという行為は、まさに出力そのものです。覚えたい知識があれば、資料を何度も読み返すより、それを職場で話してみるとよいでしょう。その方が、ずっと記憶として定着します。

記憶は入力よりも出力する機会が多いと定着する

「手本の型をインプットする書写訓練」+「自己運筆によるアウトプットの繰り返し」のセットメニューは、脳科学の分野から見ても効果的な練習と言えそうです。

下敷きを活用した練習法は、とても有効ですが、そればかりに頼る弊害も考慮しつつ、今回のPDFデータを利用してくださると嬉しいです。

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コメント

  1. 竹田 圭子 より:

    時々、見させて頂いております。
    ペンの光を受講しだしてから、まだ2年も経っておりません。ずーつと添削をお願いし、始めたばかりの時はよく見させて頂き、用紙、筆記具のことなど、とてもよく分かり助かりました。改めてお礼申し上げます。 この度、久しぶりに覗いてみましたら、下敷きの見本があり、早速印刷させていただきました。
    漢字だけは添削の先生が送ってくださいましたが、他は自分で書いていて、規定などはボロボロになり、ぴったりと合わせるのは、中々難しいものです。ありがとうございました。

  2. uta より:

    >>竹田 圭子さん
    コメントありがとうございます。

    私も最初に自作した下敷き用紙がヘタってしまったため、今回の作り直しに至りました。

    データさえあれば、いつでも新品の下敷きを調達できますので、使い込んでボロボロになった際は再びご利用いただけましたら幸いです。

  3. 利枝 より:

    おそれいります。
    規定部の競書用紙Aの下敷きは作られていないのでしょうか。
    Aの用紙とA-1の用紙の違いは用具により使い分けてということはわかっているのですが、Aの下敷きのダウンロードがないのは何か理由はありますか?A-1がおすすめなのでしょうか。
    お教えいただきたく存じます。

  4. uta より:

    >>利枝さん
    私自身は金銭的な負担面から、お得に清書できるA-1用紙を選んだ経緯がありまして、
    「A用紙を使う機会がほとんどなかった」
    というのが下敷きを作成していない理由になります。

    A用紙 320枚 453円(清書枠が1つ)
    A-1用紙 320枚 561円(清書枠が2つ)
    安くたくさん練習できる点では、A-1用紙の方がオススメになりますね。

     
    念のため、知らない方向けに2つの用紙の違いについて補足説明しておきますと、

    『ペンの光』巻末には、
    A用紙(つけペン・デスクペン向き)
    A-1用紙(ボールペン向き)
    との記述があります。

    色々なペンで書き比べてみると、
    インクが滲みにくく、線の輪郭がぼやけにくい意味で
    向き不向きが上記の傾向にあるようです。

    紙質の違いについては、
    A用紙(官製ハガキっぽい紙質)
    A-1用紙(インクジェット紙っぽい紙質)
    後者は、手触りがツルツルした表面加工になっています。

    また、両者の使用感を比較した方のブログ記事によりますと、
    どうやらA-1用紙の方がインクが滲みにくいとのことです。

    相対的に多くの筆記具に適していることから、
    迷ったらA-1用紙という選び方で私は良いと思います。

  5. 利枝 より:

    細かいご説明でよくわかりました。悩みが払拭されました!
    A-1を使用したいと思います。
    下敷きもとてもありがたいです。利用させていただきます。

    ご返信ありがとうございました。

  6. 利枝 より:

    また、競書用紙について質問させてください。

    新規で筆ペン部に出品しようと思うのですが、用紙はF・F(筆ペン用)・F-1
    と3種類ありますが、おすすめはどれになりますか?

    おそれいりますがアドバイスいただきたく存じます。

  7. uta より:

    >>利枝さん
    私は、価格が安く規定部にも使えるF用紙をメインに使っています。
    どれを選んでもハズレではないので、好みで選んでしまっても構わないと思います。
     

    筆ペン部の競書用紙を選ぶ際の材料として
    以下に情報をまとめておきますね。

    まず、用紙の種類・価格については、
    ・F用紙 626円
    ・F-1用紙 626円
    ・F用紙<筆ペン用> 810円

    いずれも300枚入で、
    同価格の「F用紙」「F-1用紙」は、
    筆ペン部(10級~四段)、規定部(推薦位~)どちらにも使える兼用紙です。

    3種類すべて紙質が異なり、次の特徴があります。
    ・F用紙(つけぺん・デスクペン向き)
    ・F-1用紙(ボールペン向き)
    ・F用紙<筆ペン用>

    筆ペン専用のF用紙は、手触りがザラザラした半紙に近い紙質になっています。
    毛筆の経験がある人は、穂先が滑りにくい<筆ペン用>が書きやすいと感じるかもしれません。

    F-1用紙については、染料インクだと線の輪郭がぼやけやすい傾向にあります。
    (運筆速度が遅いと、インクのにじみ・裏抜けが表れやすいです)

    F用紙(626円)は、インクがにじまない代わりに運筆時の摩擦抵抗が少なく、
    使い始めは穂先の動きに違和感を感じるかもしれません。

    書きやすいと感じる用紙は人によってそれぞれですので、
    使用する筆ペンも含めて色々と試してみてください。
    (たとえば穂先の弾力性が強い筆ペン「ぺんてる つみ穂」は初心者向け、
    といった特徴があります)

    ご参考になりましたら幸いです。

  8. 利枝 より:

    いつもご丁寧な返信ありがとうございます。
     
    ちなみに普段は「ぺんてる 中字」を使用しております。
    安価なのもありますし、まずF用紙を注文してみようと思います。

    詳しくご説明をありがとうございます。日ペンに問い合わせるより、実際の使用感などしっかり伝えていただけるので大変うれしかったです。

    ご面倒にもかかわらず本当にありがとうございました。

    また質問させていただくことがあるかと思いますが、その折はどうぞよろしくお願いいたします。