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3つの基準で見比べる、長続きする通信講座の選び方

「年齢相応の字が書けるようになりたくて"添削付きのペン字講座"を探しているけど、どれが自分に合っているのかよく分からない……」

ペン字の通信講座って何を基準にして選べばいいのかイマイチよく分からなかったりしますよね。

もし、子どもっぽいクセ字を本気で直したいと思うなら、

「みんなが習っているこの講座なら私にもできそう」といった曖昧な理由で開始してしまっては、きっとモチベーションが続かないと思うんです。

何より大切なのは「課題の添削券をすべて使い切り、理想とする美文字のコツを伝授してもらうコト

最後までやり遂げたからこそ、人生のターニングポイントになるのであって、途中で挫折してしまっては、お金も時間も水の泡です。

そこで、この記事では、

通信教育でペン習字を10年以上続けてきた私の実体験をもとに、より良いペン字講座を探すポイントを3つに絞ってまとめました。

3日坊主になりそうで不安な人でも、最後まで読んでもらえれば

「今度こそ変われるかも」

と、自信が湧いて美文字になれる可能性がぐっと上がりますよ

おすすめランキングが参考にならないワケ

ペン字講座を選ぶときって「人気ランキング」や「みんなが習っている有名どころ」を中心にチェックしていませんか?

理想とする美文字の形は人それぞれです。

過去のしくじり体験なんですけど、フィーリングの合わない"シェア率が高い"だけの手本で練習していると、正直飽きてくるんですよね……。

だから、初めて習うペン字講座は、面倒でも一手間かけて調べてほしいです。

私が考える、講座選びで大事なポイントは次の3つです。

  1. 親しみを持てる「好きな手本」を選ぼう。
  2. 「親身な添削」は、最後までがんばる励みになる。
  3. 「同じ手本でずっと学べる講座」が美文字になれる最短ルート。

どういうことなのか、1つずつ説明していきますね。

>> 要約した箇所だけ読みたい人はコチラをタップ

自分に合った通信講座が見つかる3つのチェックポイント

チェック1 その手本は、あなた好みな書きぶりか

ペン習字の練習は、今まで覚えた文字の形をいちど白紙に戻し、理想とする文字へ上書きする脳トレ(のようなもの)です。

この上書きに利用する手本は今後の自筆と深く結びつき、ひとつの個性となっていく重要な触媒しょくばい

それだけに選ぶ講座は"好みの書きぶり"を最優先したいところです。

とはいえ、「手本なんてどれも同じでしょ。違いなんて分からないよ」という人も多いのではないでしょうか。

硬筆の手本をよく観察してみると、書風や流派によって受け取る印象はだいぶ異なるものでして。

それはたとえば、

  • 紳士・淑女しゅくじょが書いたような、上品かつ気品を感じる手本。
  • 清楚で爽やかな線を特徴とした手本。
  • 学校の書写教育に使われるような、読み易く親しみやすい手本。

その特徴は実にさまざまです。

手本をじっくり眺めて心に響く書きぶりや印象に深く残った手本は頭の片隅に留めておいてください。

チェック2 添削で励ましのコメントをいただけるか

私が通信講座を受講して「よし、次も頑張ろう」と励みになったのは、自分の欠点が分かる的確なアドバイスもそうなのですが、成長の跡が分かる講評コメントが学ぶ意欲に繋がりました。

初回の点数から徐々に上がっていく評点アップもやる気に繋がりましたし、努力の足あとが見えると、前向きな気持ちになれて嬉しかったです。

一方で、受講生をガッカリさせるような要素はなるべく避けたいと割りと本気で思っていて、せっかく一生懸命に書いて提出したのに、赤丸でチェックしただけ「この調子でがんばってください」の一言だけ

そんな結果が返ってきたら、やっぱりですね、堪えるものがあるんですよね。

「何か得られるものがあると思って、ここまで頑張って練習したのに…」と受講する側は思ってしまうのです。

ですので、添削を受け持つ講師の指導にかける情熱は、最後まで課題を提出するにあたって重要な要素であり、ペン字通信講座は「講師良ければ全て良し」な一面があります。

ペン字の添削って本当に必要?

何十年と染み付いた書き癖をどう直したら良いのか知るには、先生目線による添削が一番の処方箋になることは確かです。

ただ、添削指導を受けるごとに一気に上達するといった捉え方は期待感の持ちすぎで、講師の添削は、モチベーションが高まる栄養剤くらいに思って指導をあおいだ方が良い影響をもたらしてくれます。

「ひとりで続けられるか心配…」といった気がかりも、赤ペン先生が褒めて励まし、伴走してくれたら、一歩一歩着実にステップアップできますよ。

チェック3 同じ手本で学び続ける環境が充実しているか

ペン字通信講座の受講期間は、半年~1年となっており、添削課題をすべて提出し終える頃には、常識を疑われるような字を書かなくても済むくらいの上達効果があります(人によってはそれ以上の成長も)。

通信講座を修了した後の心境は三者三様で、

  1. 「全く効果がなかった。この手のものは二度と手を出さない」
  2. 「思っていたより楽しく取り組めた。もう少し続けてみたい」
  3. それなりに上達はしたけれど、結局おいしい話などあるワケがなかった」

私は3番目の感想に該当し、次の行動が明確になるという意味では、どれも無駄な経験にはならないと思います。

おそらく、講座を修了した人の多くは、「一定の上達効果は得たものの、さらに満足できる結果を残すには、継続して練習を続ける必要がある」といった答えに、大なり小なりたどり着いているのではないかと思うんですね。

そうなると、通信講座以外の“何か”で補足する必要があるわけで、

それはたとえば、

  • 中級編に相当する通信講座
  • 同じ会派が発行している競書誌の購読
  • 対面指導してもらえる教室への通学 など

講座を修了した後も同じ手本で練習が継続できる仕組みが整っていると、理想とする美文字により近づけます。


ここまでをまとめると、

  • 「好きな手本」に出会えると、練習意欲が長持ちする。
  • 受講生の頑張りを支えてくれる「親身な添削」も最後まで続ける励みとなり、
  • 同じ手本で学び続けられる会派・団体を探すと、更なる上達を見込めます。

これが私の考える、長続きするペン字通信講座の選び方です。

↑初めて習う人に適した通信講座を一覧化しています


正直、親身な添削をしていただける講座なのかを見極めるには、実際に受講してみないことには分からず、判断が難しいところです。

参考までに、私がこれまで受講してきた通信講座の特徴をいくつか紹介しますね。

私のペン字上達を後押ししてくれた通信講座(時系列順)

  • 決まった時間に予定を入れるのが難しく、
  • 近場で通えるペン字教室も見つからなかった。

そんな理由から初めて受講したのは、ユーキャンの実用ボールペン字講座でした。

「知名度No1」ユーキャンの実用ボールペン字講座

実用ボールペン字講座の教材一式

テレビCMや雑誌広告など、様々なメディアで目にする大手の通信講座です。

テキストには、書写しやすいよう手本に注釈を記している(参考)

(手本の文字をなぞってマネる練習を重視するテキストでした)

これはどの通信講座にも共通して言えることなのですが、テキストの内容自体は市販のペン字教本とほぼ同じ構成になっています。

テキストがA4判と大きいため書き込みがしやすかったり、習う文字の順序に工夫を凝らしていたりと独自の特徴はあるものの、主なトレーニングは「手本をよく見て書きましょう」に基づいた反復練習です。

そのため、通信講座の受講費は、その大半が添削代と捉えてもいいくらいです。

第3回課題「年賀状」当時の添削の様子を再現

(著作権の関係により、添削の雰囲気を自分なりに再現してみました)

ユーキャンの添削は、字形の崩れを指摘する分かりやすい朱筆が印象的でした。

どこをどう直せばいいのか、矢印や点線による図解が多めで、添削結果をもとに復習を重ねるうちに、徐々にクセ字が直っていきました。

ユーキャンの実用ボールペン字講座を受講した後の筆跡

約3ヶ月後にはこのくらい書けるように。

「実際の上達効果はこんなものだよね」とペン習字の現実を目の当たりにしたものの、確かな手応えは感じました。

参考 実用ボールペン字講座を修了しました その効果について

ユーキャンでは講座を修了した後のステップが豊富にあります。

中級編となる楽しいボールペン習字講座をはじめとして、

  • 「美しい字でさらさらと手紙を書けたら」の願いを叶える、ユーキャンの続け字講座
  • この筆記具さえ上手に扱えれば実生活では何も困らない、新・速習筆ペン講座 など

ペン習字に限らず、書字の教養を幅広く身につけたい人でしたら、ユーキャンがおすすめです。

ユーキャンの実用ボールペン字講座 受講料
31,680円(最長12ヶ月、添削10回)
添削課題が返却されるまで
約2週間
講座を修了した後のステップ
楽しいボールペン習字講座
ユーキャンの続け字講座 など

資料請求【無料】 ユーキャンの実用ボールペン字講座

「とにかく安い」パイロットペン習字通信講座

パイロットペン習字通信講座 テキスト

好きな手本で学ぶ重要性を痛感し、ユーキャンを修了した後に選んだのがパイロットペン習字の通信講座でした。

文化事業の一環として運営しているため、受講料が安いです。初年度17,600円競書(級位の認定) + 添削指導の学習サポートが受けられます。

パイロットペン習字 テキスト(かな編)

(これはB系統のひらがな手本)

パイロットペン習字は、流派が異なる4種類の手本から好きな書きぶりを自由に選べる少し風変わりな通信講座です。

テキストの内容はやや硬めで、硬筆書写検定の受験に役立つ内容がたくさん載っていました。

毎月提出する課題は2種類ありまして、

「級位が認定される課題」では、手本なしで書き上げる必要があるため、参考資料となる字典は別途用意しておきましょう。

字典を使って集字する作業が必須となってくる点では、全くの初心者にはハードルが高く感じるかもしれません。

パイロットペン習字の添削

(こちらは、手本を参考に書写する添削課題)

また、添削の質は、赤ペンが丁寧に入る月とそうでない月があり、毎月の添削に多くを求めるのは厳しいです。良くも悪くも値段なりといったところでしょうか。

こんな人におすすめ

  • 受講費を安く抑えながらペン習字を続けていきたい。
  • 字典を使いながら学習できる(調べる作業を面倒に感じない)。
  • 添削が簡素なときがあっても、さほど気にしない。

私はA系統の字が好みで習い始め、現在も受講中です。

うまいこと続けば、これほどコスパに優れた講座は他にないものの、自分の力で考えて練習する姿勢がかなり試されるので、その点だけ注意が必要です。

パイロットペン習字通信講座 受講料
初年度 17,600円(添削12回)
2年目以降 12,100円(添削12回)
添削課題が返却されるまで
約10日~2週間
講座を修了した後のステップ
競書誌『ペン時代』の購読(B系統のみ)

資料請求【無料】 パイロットペン習字通信講座

「添削がきめ細やか」日ペンのボールペン習字講座

パイロットペン習字を5年ほど続けたところで技量の頭打ちを感じ、基礎のやり直しを目的に受講したのが「日ペンの美子ちゃん」で知られているボールペン習字講座でした。

参考 マンガで分かる日ペンの美子ちゃん1

日ペン「ボールペン習字講座」テキスト

教材の作りがとても丁寧で、先生のペン運びを確認できるDVDが付属しています。

DVDに収録した動画はスマホからもアクセスできるので、テレビのない部屋でもじっくり予習・復習ができる点で練習が捗りました。

日ペン テキストの内容

(一画ずつ書き方を説明してくれる丁寧なつくり)

1日に2ページ(見開き単位)を、20~30分かけて練習する構成になっており、目安6ヶ月でペン習字の基礎を身につけるカリキュラムが組まれています。

テキストの特徴は「年賀状」「封筒の宛名書き」といったが手本が実物大の大きさで載っている点でしょうか。

家族の代表として代筆を頼まれたときは、コピーした実寸手本を真横に置き、どんな風に書けば良いか、よく参考にさせてもらっています。

日ペン 添削指導の受け方

受講期間は最大で12ヶ月間と比較的余裕があるので、1日1ページずつ進めるペースでも問題なく修了できました。

家事や育児が立て込み忙しい人でも、1ヶ月に1つ課題を提出するペースでしたら、達成感を味わいつつ、テキストを最終巻までこなしていけるかと思います。

日ペン講師による丁寧な添削

年賀状課題の添削はこんな感じです。一字ずつ丁寧に見てくださいました。

日ペン講師による講評コメント

講評欄の文字数からも指導の熱心さが伝わり、あたたかみのあるサポートで評価を付けるなら、この講座が五つ星でした。

こんな人におすすめ

  • 市販のペン字練習帳を買って始めてみたものの、思うように続かなかった人
  • 先生の運筆リズムを実際に確認しながら練習したい人

私自身、この講座の受講をきっかけに日本ペン習字研究会(日ペン)で師範位を取得して、その後やりたい事が色々と見えてきたという意味では、1つのターニングポイントになる講座でした。

日ペンのボールペン習字講座 受講料
29,800円(最長12ヶ月、添削12回)
添削課題が返却されるまで
約10日
講座を修了した後のステップ
競書誌『ペンの光』の購読
日ペン教室への通学

資料請求【無料】 日ペンのボールペン習字講座

受講費用・期間・添削回数などを比較

※通信講座のリンクをクリックすると、公式ページへ移動します

通信講座費用期間
( 最長 )
添削
一括分割払
実用ボールペン字講座
(ユーキャン)
31,680円可能6ヶ月
(12ヶ月)
10回
パイロットペン習字通信講座
(PILOT)
17,600円不可12ヶ月12回
ボールペン習字講座
(日ペン)
29,800円可能6ヶ月
(12ヶ月)
12回

さらに多くの通信講座を知りたい人は、「ペン習字 通信講座の比較表(完全版)」が参考になります。

手本の好みを優先して他は妥協する姿勢も時には必要

手本の書きぶり、講座内容、金銭面の3つの要素で合点がいけば、これからペン習字を続けていく上で安心材料になるのは確かです。

ですが、

自分の望みを100%叶える講座を見つけるのは、まず難しいと思います。

  • 受講費は安いけれど、好みの手本ではない。
  • 手本は良いのに、一部の「ひらがな」がどうしても好きになれない。
  • 楷書を中心に練習したいのに、行書の課題もある。

あちらを立てれば、こちらが立たず。そのため、手本が好みなら、ほかの点は妥協して習う気持ちも必要になってきます。

好きな手本がよく分からないときは

好きな書風を物差しにして講座を選ぼうと言われても「書きぶりの違いがよく分からない」という人は、手始めに日本ペン習字研究会(日ペン)が監修する通信講座から情報収集してみてください。

通信教育で確かな"基礎基本"を身に付けたい人でしたら「日ペン」が適所と私は考えています。

関連 日ペンのボールペン習字講座を受講しました。レビューや感想など詳しく

  1. 「日ペンの美子ちゃん」とは、『りぼん』や『なかよし』といった少女漫画誌にかつて登場していた、ペン習字があらゆる場面で役立つことを"美子ちゃん"が教えてくれる(ギャグ要素ありの)広告漫画です。 []

コメント

  1. うたうた より:

    >>ひまわりさん
    もし事務センターからの返信が遅いようでしたら、
    二つ折りの冊子「事務上の手続きについて」に記載された電話番号に問い合わせてみてください。確実な回答が得られるはずです。

    今後のモチベーション維持のためにも上手くいくことを願っています。

  2. ひまわり より:

    うたさん

    コメントありがとうございます。

    実は週末の間、今回の件がずっと気になっていたので、
    うたさんのコメントを読む前に
    「事務上の手続きについて」に記載されたメールアドレスに
    これまでの経緯と、
    「学習上不便が生じているので、どうしても担当を変えてほしい」
    という旨を、はっきりと書いて送りました。
    (文面を考えるのには、かなり苦労しました。)

    私が今までメールを送っていたのは、
    学習上の質問を送るためのメールアドレスだったのですが、
    こちらだと、指導者側から学習者に対するアドバイスになるようです。

    「事務上の手続きについて」のメールアドレスは
    日ペンのボールペン字講座という商品についてのもので、
    送付した教材に不足があった場合の
    問い合わせにもなる窓口だと思います。

    「住所・氏名」の手本や、添削サービスというものは
    商品の一部ですし、
    それが一定の基準に達していないために
    学習に実質上の支障が出る、という場合には、
    事務局側に申し出た方が良いのかもしれません。
    (それを理論的にちゃんと説明できれば、
    の話になるのかもしれませんが。)

    その後、学習上の質問のアドレスに送っていた
    同じ担当者の方から連絡があり、
    講師を変えていただけることとになりました。
    (数名のサンプルの中から、選ばせていただけました。)

    サンプルは楷書しか拝見していないのですが
    とても美しく、
    私にはもったいないくらいの方です。
    これから、日々精進しようと思っています。

    今まで、市販のペン字の練習本を
    幾つか見たり買ったりしたのですが、
    行書は美しいのに
    楷書は硬い、という方も結構いらっしゃるようでした。

    前回、手本を書かれた講師の方も、
    行書の方が得意だったのかもしれません。
    書き直しの手本が送られてきた際、
    一筆箋にお詫びの言葉が行書で丁寧に綴られていて、
    その方の人柄の良さが伺われました。
    (それだけに、お断りするのが非常に心苦しくもあったのですが。)

    実際に通う教室の場合、
    自分が習いたい書体によって
    先生を選ぶことも多いのかもしれませんが、
    通信教育の場合、受け口が一律になってしまい、
    受講生の学びたいことと、
    講師の得意分野が食い違ってしまうことも
    多々あるのかなと思います。

    でも、日ペンの書きぶりに憧れて受講する方も多いと思いますので、
    もうすこし一定の基準を保っていただければ、と願っています。

    あと、改めて
    トレペを使った字形確認のアイデア、
    ありがとうございました。
    薄口と中厚口を買って、色々と試行錯誤しています。
    日々のトレーニングも大切かもしれませんが、
    こんな補助用具を作成するのは、
    気分転換にもなって良いですね。

  3. うた より:

    >>ひまわりさん

    きちんと対応していただけたようでよかったです。

    先生の変更をお願いしたいときは、
    「事務上の手続きについて」に記載された問い合わせ先が
    対応窓口になってくれるということですね。


    (写真載せておきます)
     

    習っている側の立場でこのような申し出をするのは、
    胃が痛くなるような葛藤があったかと思います。

    お悩み聞かせていただき、ありがとうございました。

     
    追記)
    紹介した「方眼書写」は、
    改変前の日ペン講座に付属していた
    「ビ・マスター」の意図を再現した練習法になります↓

    自分の名前の書き癖をリセットする際にも有効ですので
    ぜひ活用してみてください。

  4. ひまわり より:

    うたさん

    本日、新しい講師の方による「第1回目の課題の添削」と「住所・氏名のお手本」が届きました。

    第1回目の課題は、前回の失敗を繰り返さないよう
    何度も練習をして書いたので、
    注意点も幾つかありましたが、お褒めの言葉をいただきました。

    「住所・氏名のお手本」の方は、
    線が波打ったり、バランスが悪いと思われる字が幾つかあり、
    これだけでの臨書の練習は厳しい感じなので、
    自分で字典から集字した手本を併用しながら練習するつもりです。
    でも、全体的なバランスは取れており、
    それは文字の骨格を把握されているからなのでしょう。
    これは今後、学ぶべき点だと思っています。

    通信講座を選ぶに当たり、
    ネット検索で「日ペンの住所・氏名の手本が美しい」という口コミが幾つかあったのですが、
    講師の方も、
    競書や段位認定、広報向けなら
    何度も練習をして書き直しされるのかもしれませんが、
    通信講座の添削の場合、
    受講者の住所・氏名にバランスの取りづらい字が幾つか含まれていても、
    全体でのバランスが取れていればそれで良し、
    とされる方もいらっしゃるのかもしれませんね。
    (すべての受講者の手本を完璧にしようとすると、
    時給換算で割が合わないという問題もあるのかもしれません。)

    今までの練習では、マス目に十文字をいれて、
    ねらった位置にきちんと線が通るようにしていましたが、
    字典とはズレていても、バランスがそこそこ取れているという
    書き方も視野に入れて、精進していこうかと思っています。

    B.S.
    「方眼書写」ですが、「ビ・マスター」なんていう練習器もあったのですね!
    最近は、インクジェットプリンター用のOHPフィルムというものをみつけたので、
    ワープロソフトの表組み機能でグリッドを作って印刷し、
    切り取ってテキストの文字に重ねています。

  5. ひまわり より:

    うたさん

    昨日は、気落ちしていたせいか、
    失礼な書き込みになっていたのではないかと気になり、
    再度、投稿させていただきました。

    日ペンの教材のDVDもよく見るのですが、
    テキストや字典と比べると、多少荒っぽい感じがしますが、
    実際の教室などでは、
    先生が生徒に見本を書く際も、
    同じような感じではないのかなと想像します。

    完成した手本にではなく
    先生の書くスピードやペンの握り方、
    姿勢(背筋の伸ばし方や腕の移動の仕方など)を
    学ぶということに価値があるのかもしれませんね。
    (教材のDVDも、手元だけでなく、
    どのような姿勢で書かれているのか、という視点からも
    収録されていたらいいのになと、時々思います。)

    今回私が受け取った手本も、
    講師の方が実際の教室でささっと書いて渡しているものの
    延長線上にあるのかもしれません。

    私は運良く(?)別の講師の方を紹介していただいたのですが、
    私の書き込みを見て、受け取った手本が気に入らないからと
    講師を変えてほしいという受講者がいたとしても、
    それはご縁があるかなしか、ということになりますね。

    > B.S.
    P.S.(postscript)のタイプミスです。。。汗

  6. うたうた より:

    >>ひまわりさん
    忌憚なく書き込んでくださって大丈夫ですよ。

    ただ、
    >完璧にしようとすると、時給換算で割が合わない
    このような憶測は、個人の尊厳を傷つける発言とも読み取れますので気をつけてください。

    私も勢い余ってコメントが長文になってしまう傾向があるのですが、
    そんな時は文章をひと晩寝かせてから見直すことが多いです。
     

    いい評判と同じくらい「実際はこうだった」という声は参考になりますし、
    たくさんの声を聞く中で、改善に繋がるような「教材の使い方」や「練習の工夫」に関しては、当サイトからも積極的に考案していければと思っています。

  7. うたうた より:

    この記事のコメント欄で紹介した「方眼書写」について
    印刷して実践できる練習プリントを作成してみました。

    ↓無料ダウンロード↓

    ひらがな50音【4mm方眼】見本シート [印刷設定:きれい推奨] [A4判]
    https://cumacuma.jp/download/bimoji-sheet/hiragana/grid/4mm_hiragana-sample.pdf

    【4mm方眼】練習プリント [A4判]
    https://cumacuma.jp/download/bimoji-sheet/hiragana/grid/4mm-grid-sheet.pdf
     
    【練習のポイント】
    6×6マスの中に一画ずつ始点と終点を打ち込み、線を結んでいく書き方によって
    書写が苦手な人でも手本の字形を再現できます。

    鉛筆で何度もスケッチして、形がとれるようになったら
    ボールペンの一発書きにも挑戦してみてください。

    (より詳しい練習のコツについては、記事が完成次第シェアしますね)

  8. ひまわり より:

    うたさん

    コメントと「方眼書写」の記事、
    ありがとうございます。
    今後あまり失礼にならないよう、気をつけたいと思います。

    度々すみません。
    なんだか腑に落ちるところがあったので、
    追記させていただきます。

    新しい講師の方による住所・氏名のお手本は、
    確かに細部は荒いのですが、
    教材の「硬筆新字典」から習字して自作した手本と比べると
    バランスが良いのです。

    「硬筆新字典」では、
    1文字ずつの手本のせいか、
    右上がりの角度が一定していないようで、
    文字によっては右上がりすぎるものがあります。
    右上がりの角度が一定しない文字が
    たくさん含まれた手本を、自分で消化しながら書くのは、
    初心者にとっては難しいことです。

    また、文字を大きく書くときは、
    大きな部首はより大きく、
    幅の狭いものは、より狭くしたほうが、
    格好がつくのですが(習字だと、特にそうですよね)、
    住所・氏名のような、葉書や封書に書くくらいの小さな文字だと、
    その強弱をあまりつけない方が読みやすくなるようです。

    出版物に例えると、
    現在はコンピューターのフォントを拡大・縮小して、
    どんなサイズにも対応させているようですが、
    活版印刷の頃は、大きな文字と小さな文字では、
    それぞれ読みやすさを配慮した活字を作って、
    活版を組んでいたようです。
    その名残なのか、デザイン・出版用のフォントでも
    見出し用というものが、和文・英文でも存在します。
    (以前、デザイン業界で働いていたので、ちょっとだけ知識があるのです。)

    今度の講師の方の手本は
    あまり強弱がつけられておらず、
    読みやすさがありました。

    前回の講師の方の手本は、
    小さく書く文字でも、
    工夫して強弱をつけているようで、
    そのような書きぶりを好む方も当然いらっしゃると思うのですが、
    私は、今回の講師の方で良かったのかな、
    という気が段々してきました。
    細部は、自作の集字手本で補うことにして、
    全体のバランスの取り方を
    今回の講師の方から積極的に学んでいきたいなと思っています。

    様々な業務に携わっているような、忙しい方かもしれず、
    個々のお手本に気を払う時間はないのかもしれませんが、
    本来はとても美しい書きぶりの方なので、
    添削もポイントをおさえた朱字を入れてくれるような気がします。

    ペン習字の受講前には
    ネットの検索で散々調べたのですが、
    あまり情報がなく、
    添削が丁寧、住所・氏名の手本が美しいという理由で
    日ペンを選びました。

    ペン字で画像検索すると、
    アマチュアやプロの方の
    様々な美しい書きぶりの画像が出てきます。
    日ペンの手本も、
    きっと完璧な手本が届くに違いないと思って
    受講する方も多いと思います。
    でも、講師の方の書きぶりにも
    多少個性があり、
    人によって、合う・合わないというケースも
    出てくるのかもしれません。

    私はデザインの経験があるせいか、
    手は動かないものの、
    こういう字を書きたいという目標はしっかりとあり、
    それで前回の講師の方の書きぶりに
    違和感を感じてしまい、無理を言って
    講師を換えていただきました。
    (事務局の方によると、講師を換えていただけるのは
    1回切りということでした。)

    自分の好みがあまりない、という場合は
    どの講師の方でも問題なく学習を進められるのかもしれません。

    でも、受け取った手本が何か違うと思い、
    でもそれがなぜなのかわからないまま、
    練習や課題を出す気力が無くなってしまうのは、
    とても残念なことだと思います。

    私のケースが特殊なのかどうかは
    分からないのですが、
    続ける気力がどうしても湧かないという場合は
    問い合わせて見る勇気も
    必要なのではないかと思いました。

    長文、大変失礼しました。
    今後は、あまり長くならないようにいたします。

  9. うたうた より:

    ひまわりさんのように主体的に学べる方でしたら、

    ・競書誌『ペンの光』手本
    ・『硬筆書写テキスト』赤本
    ・日ペン先生の著書 など

    色々な資料に当たりながら
    書きぶりの幅を知るのもいい勉強になりますし、

    課題を提出していく中で自分に合った勉強法が徐々に見つかるといいですね。