筆ペンの種類と書き味の違いについて

12月は年賀状作成の影響で筆ペンが最も売れる時期です。

店頭に並ぶ筆ペンは「ぺんてる」や「呉竹」を筆頭に多岐にわたっており、どんな筆ペンを選べば上手に書けるのかイマイチ分かりづらいです。

そこで、初めての人でも使いやすい筆ペンの選び方と書き味の違いについてまとめておきます。

筆ペンはタイプによって穂先の形状が異なる

筆ペンと一口にいっても、

  • 硬筆タイプ
  • 軟筆タイプ
  • 毛筆タイプ

穂先の素材が異なる3種類の筆ペンがあります。

それぞれの特徴を簡単に表すと、

硬筆タイプ
アクリル繊維で芯材が硬い。
「ハネ」「ハライ」が書きやすいマッキーペン極細といったイメージ。
軟筆タイプ
ウレタン素材でやや弾力がある。
「ハネ」「ハライ」が書きやすいマッキーペン細といったイメージ。
書き進めるとキュッキュと音が鳴る。
毛筆タイプ
ナイロン毛。
毛筆の感覚にもっとも近い。

このような違いがあります。

筆先にコシがあって線の強弱をつけやすいのは

  1. 毛筆タイプ
  2. 軟筆タイプ
  3. 硬筆タイプ

の順に線質の抑揚を表現しやすいです。

筆圧の加減によって線の太い・細いが決まる筆ペンの中でも「毛筆タイプ」は、その特徴が顕著に表れ、慣れるまでに時間を要します。

初めての人でも使いやすい筆ペンの順位は

  1. 硬筆タイプ
  2. 軟筆タイプ
  3. 毛筆タイプ

店頭のPOP広告で「初心者にオススメ」と表記しているのは、ほぼ「硬筆タイプ」の筆ペンです。

筆ペンを使う機会が少なく、年賀状に一言を添えるといった用途でしたら、ボールペンの書き味により近い「硬筆タイプ」が適しています。

筆ペンの書き味はタイプによってまるで違う

筆圧の加減がよく分からないときは、「硬筆タイプ」がもっとも書きやすいです。太い線が書けない制約がある分、「ハネ」「ハライ」を表現しやすくなっています。

「軟筆タイプ」は書き慣れないとマジックペンで書いたようなのっぺりした線質になりやすく、「トメ」「ハネ」「ハライ」の表現が難しいです。硬筆や毛筆の書き味とは異なる独特の筆感です。筆ペンの中では、画材として好まれている節[1]があります。

穂先の先端がやわらかくしなる「毛筆タイプ」は穂先のきり返しが難しいですが、扱いに慣れると実用価値が一気に高まり、これ一本で毛筆風の表現が可能になります。

ちなみに、あり合わせで済ませようとマッキーペンで書くと、にじみ、裏抜けがひどく、「ハネ」「ハライ」が決まりづらいです。私も以前にやらかしたことがあるのでご注意ください。

  1. ベタ塗りとして需要がある「パイロット / 筆ペン 小筆軟筆」など []
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