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Penji Archive

書き味の良い紙を探せ!

万年筆の書き比べ記事を目にする割には、紙の書き味を主題とした記事ってあまり見ないよなぁ。ってことでやってしまいました。

紙を買い集めるその前に

今回は常用することを考えて、比較的入手しやすく、低価格な紙を中心に選びました。さらに条件を絞り、ペン字の練習に適した「無地・無罫」「ルーズリーフ・レポートパッド」型の紙、口コミで定評のある紙の中から選びます。

まとめると、

  • 入手が容易
  • 価格がリーズナブル
  • 無地・無罫の紙
  • ルーズリーフ・レポートパッド型の紙
  • 他サイトで紹介されていた紙

これらが候補となる条件です。

保護した紙製品

買い揃えたのは、次の7冊。

「ジウリス」だけはお値段が別格ですが、高級紙の代表として参加してもらいます。

これからやること

3種のペンで書き比べ、にじみ具合を比較する

それぞれの紙に「永」という字を書き込み、インクのにじみ具合を比べてみます。

※サンプル文字にはなるべくブレが出ないよう、紙の下にお手本を敷いてから書きました。

用意したもの

デスクペン、水性ボールペン、ゲルインクボールペン

用意したペンは、2年間使い続けたデスクペンと、比較的にじみが強い水性ボールペン、それからお気に入りのゲルインクボールペンです。デスクペンにはパイロット製のインクを使用します。

消しゴムの消し字性を比較する

濃淡にムラが出ないように鉛筆で塗り込んだら、消しゴムを1回だけ滑らせ、そのときの色合いを比べてみます。

用意したもの

消しゴムと鉛筆

どちらも老舗の筆記具メーカー。

均一の力でもって消す

なるべく均一の力でもって消すように心がけます。

そして書いてみた・消してみた

ミドリ – きれいな手紙が万年筆で書ける便箋(20439006)

きれいな手紙が万年筆で書ける便箋

定価504円 50枚入 10.08円/枚

「きれいな手紙が万年筆で書ける便箋」に書いた字

トラベラーズノートで知られるミドリが手がけた紙製品です。今回、様々な紙を集める発端となった代物でした。

「きれいな手紙が万年筆で書ける便箋」にの消し字性

コクヨ – ルーズリーフ用紙(ノ-827WE)

コクヨ - ルーズリーフ用紙

定価399円 100枚入 3.99円/枚

「コクヨ - ルーズリーフ用紙」に書いた字

普段の練習にはこの紙を使っています。いつも足を運ぶ文具屋にはCampus製品しか置いてなかったんですよね。

「コクヨ - ルーズリーフ用紙」の消し字性

コクヨ – MIO PAPER 便箋(ヒ-GG380)

MIO PAPER 便箋

定価367円 80枚入 4.59円/枚

「MIO PAPER 便箋」に書いた字

ゲルインクボールペンでの筆記に特化した紙製品です。インクがにじみにくく、乾きも早いということで選んでみました。

「MIO PAPER 便箋」の消し字性

追記)2010-07-11

MIO PAPER 便箋

特設ページにある通りの使い心地で、書いていて気持ちが良いです。

下地がしっかりしていて、繊維をガリガリと削ることなくサラリと書けます。筆ペンのインクは一分以内に完全吸収。もちろん裏抜けなし。よくよく見ると、ほんのわずか滲んでいるのが分かるけど、個人的に許容範囲内です。

マルマン – 書きやすいルーズリーフ(L1106H)

書きやすいルーズリーフ

定価399円 100枚入 3.99円/枚

「書きやすいルーズリーフ」に書いた字

コクヨのルーズリーフ用紙(ノ-827WE)と同額の紙製品です。手触りはこちらの方がすべすべして滑らか。

「書きやすいルーズリーフ」の消し字性

マルマン – レポートパッド(P143)

マルマン - レポートパッド

定価262円 50枚入 5.24円/枚

「マルマン - レポートパッド」に書いた字

ペン字のページで紹介されていた紙製品です。マンガ用の画材としても書き味が良いと評判です。

「マルマン - レポートパッド」の消し字性

マルマン – ジウリス(HL106)

ジウリス

定価735円 50枚入 14.7円/枚

「ジウリス」に書いた字

常用するにはちょっと覚悟がいる価格帯の紙製品です。肝心の書き味はというと、うーん、他の紙と変わらないような…。

「ジウリス」の消し字性

ライフ – プレインレポート(R5)

プレインレポート

定価473円 100枚入 4.73円/枚

「プレインレポート」に書いた字

今回集めた中ではいちばん紙のコシが低く、ペラペラしています。しかし、インクの裏抜けは他の紙製品と変わりありませんでした。

「プレインレポート」の消し字性

再生紙

分かりやすいサンプルとして、再生紙のノートを例に挙げてみます。

「再生紙」に書いた字

こちらはにじみやすい、裏抜けしやすい、さらに紙の繊維を削り取っている感覚があってとにかくインクがきれいに乗りません。このくらいにじんでしまうと、書き味に不快感が残ります。

「再生紙」の消し字性

また、消し字性についても微細な芯の跡が残ってしまいました。

「再生紙」の裏抜け具合

さらに、水性ボールペンでヨコ線とジグザグの線を書いて裏写りを比べてみると、

「プレインレポート」の裏抜け具合

ぺらぺらなプレインレポートの方が裏抜けしません。できれば再生紙の使用は避けたいところです。

まとめ

客観的に判断しやすいインクのにじみ具合を基準にまとめてみましたが、

水性ボールペンによる書き味の比較

ぱっと見はどれも同じで、インクの発色、濃淡も甲乙つけがたく、何ともまとめづらい結果に。口コミで評判の良い紙製品を選んだばっかりにどれもハズレがないといった感じです。

ただ、神経質なまでに注視した場合、ミドリの「きれいな手紙が書ける便箋」とマルマンの「レポートパッド」この2つは他と比べてインクの乗りが良いように感じました。そしてこの2つを基準にしてしまうと、普段使いであるコクヨ「ルーズリーフ」も使用感に劣る気がします。それでも常用するなら、コストパフォーマンスに優れたコクヨ「ルーズリーフ」かマルマンの「書きやすいルーズリーフ」の二択になるでしょうね。

消し字性についても目新しい違いは現れず。これはスキャナで取り込んだのが失敗でした。実際はどの紙にも薄く、ごく薄く芯の跡が残っていますが、この違いを気にする人はたぶん、いないだろうと思います。

消し字性の比較

再生紙以外の紙であれば、多少強めに消し続けても紙の繊維が毛羽立つようなことはありませんでした。機会があれば、今度は「書いては消す」を繰り返した場合の消し字性を比較してみたいと思います。そのときはジウリス君、期待しているよ。

参考リンク

通信講座始める前に

毎年この時期になると、アクセス量が微増します。ユーキャンやっててよかったなーと思う時期です。

あの大々的な広告でペン習字の間口を広げてくれるのは嬉しいけど、やっぱり高いですよね。受講料。申し込もうか決めかねている人が検索して来るのかな。

私は新聞の折り込みチラシから勢い余ってハガキを投函した口でした。でも、続くかどうか分からない習い事に大枚をはたくのはちょっと早計だったかなと。実際、終えるまでに2年もかかりました。

  • 継続する自信がない
  • 金銭面での負担が大きい
  • そもそも添削は必要ない

といった人は、市販されているテキストから始めてみる手立てもあります。

仮に上手く続けば、そのまま通信講座に移行できますし、自分では気付けなかった欠点も指摘してもらえます。お手本との相性を確認する意味も含めて、なかなか堅実な始め方ではないでしょうか。

ということで、今回は通信講座に携わっている先生方を紹介してみます。

ユーキャンの実用ボールペン字講座

日ペンのボールペン習字講座

ペン習字研修センター

「六度法」で簡単・速習

比較的有名な講座を挙げてみました。こう羅列してみると、そんなに多くはないんですね。と言っても私が知る限りの講座ですから、

  1. 書店でお気に入りの本を見つけて
  2. 先生名をネット検索
  3. 通信講座の有無を調べる

この方が後悔せずに済むと思います。書風との相性は重要ですからね。

初めての自己添削

当初は価格・質共に満足していたパイロットの通信講座も続けるうちにいくつか不満点が出てきました。その1つが添削回数です。

月1回の添削では、どんなに質が高くても自分の欠点を補いきれないんじゃないかと。特に自分の場合、確かめ算が苦手なようで、大した見直しもせずにただ書き続けるだけの練習でした。これでは気付けるはずだった問題点も1ヶ月近く野放しすることになります。どうにも効率が悪そうです。

つい好き勝手にやってしまうのは、同じ課題を連日書き続けることによる嫌気のせいかもしれない。興奮や快楽といった言葉とは縁遠い習い事ですから単調な刺激ばかりでは、どうにも食傷を起こしがちです。さらに「理解したつもり」が飽きに拍車をかけてきます。なんといってもこれが良くない。せめて月2回の添削だったらなぁ。なんとか耐えられそうだと思うんだ。愚痴モードはこの辺にして。

さっさと通学環境に切り替えて週1回のペースで通うのが手っ取り早い解決策のような気もします。しかし、それではなんだか腑に落ちません。もう少しあがいてみます。と、思い悩んで浮かんできたのが、自ら赤ペンを握る手立てです。

DP-1000AN

用意したのは、プラチナのペン習字用ペン DP-1000AN 細字(1,050円)。万年筆入門タイプとして陳列されていました。

実は、パイロット以外のメーカーデスクペンを手にしたことがなく、その滑らかな書き味に驚きました。プラチナの方が紙の繊維を引っ掛けずにぬらぬらと書けるようです。三菱のジェットストリームにも似た書き味です。

しばらく試し書きをするうちになぜだろう、思わず頬が緩んできます。な、なるほど。この繊細な書き味の違いが「万年筆病は不治の病」と言わしめる一因なわけだ。こえぇ。

1回目の自己添削

早速、自己添削してみたわけですが、これってたぶん、上からなぞって満足しているだけのような……。

20回目の自己添削

とりあえず20回トライしてみました。どうやら違和感がある点は分かっているらしい。でも、その違いを的確には指摘できない模様。と、ここで惜しくも時間切れ。まったく勝手が掴めません。

結果的には、やって良かったと思います。何度も赤ペンを入れてしまった部分はきっと自分の弱点なのでしょう。ここを重点的に練習すればなんとかなる、のかな。続けるうちに何か見えてくるものがあればいいのですが。

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