前々からこのサイトでやりたかったことの1つ、「お手本ってどう見るの?」について変則的ですが触れてみたいと思います。
私は自筆を矯正する手段として、ペン字を習う選択肢を選びました。でも中には、いかにもペン習字やってますみたいな理路整然とした字が好みに合わず、もっと別のなにかに関心を寄せる人もいると思うんです。例えば手書きフォントのような字。作者が手間暇かけて作り上げたフォントは、一々愛くるしい文字ばかりで、コレクションしている人も多いのではないでしょうか。
今回のテーマは、「手書きフォントの書きぶりを自筆化するにはどうすれば?」です。
もくじ
- お手本フォントの選定
- 課題の設定
- 印刷
- 練習
- 発表
以上の流れを簡単にまとめつつ、お手本に対する着眼点を分かりやすく説明できればと思います。
1. お手本フォントを選ぶ
まずは、個人的にお気に入りの手書きフォントを羅列してみます。
さなフォン
- 沙奈の文字箱
- 手書き文字の正統派的な存在? さなフォン。
舞亭ペン字フォント
- Mighty’s Noteboo
- 楷書に倣って作成されたフォント。
えれーな
- ロシア風素材とフォント★コサック★
- ちょっとしたクセが効いた、えれーなフォント。
あずきフォント
- あずきフォント
「マジメすぎず、可愛すぎない」
が主題になっているフォント。
あくあフォント
- Teardrops in Aquablue
- あくあさんお手製のあくあフォント。
あんずもじ
- あんずいろapricot×color
- かわいい絵文字付きのあんずもじ。
あくびん
- 萌萌可愛字體あくび印
- パンダのイラストが素敵なあくびさんお手製のフォント。
ふい字
- ふい字置き場
- 当サイトで度々使わせていただいているふい字。
「どれに、しよう、かな」と迷うこともなく、やっぱりこのフォントが好きです。お手本はふい字に決めました。
2. 課題を設定する
ふい字は、お菓子の名前がとても似合いそう。そんな気がします。おいしそうなお菓子を適当に検索してリストアップし、お腹の空き具合により厳選。そして出来た課題がこれ。
じゅるり。
3. 印刷
紙媒体に起こします。見やすいようになるべく大きな文字で印刷。
4. 練習
本気で自分の字にするつもりはないので、次の条件の中で取り組みます。
- 期間は3日間
- 毎日続けること
- 覚え方は自由
さっそく練習を開始します。さて3日でどこまで筆写できるのか。
おまけ
ブラウザのフォントを手書き風に設定してみると、
うちのサイトはこんな具合に表示され、なんだかポップな雰囲気が伝わってきます。可読性は若干落ちますが、悪くないです(普段はSH G30-Pを使ってます)。
他にも、2ちゃんねるの刺々しいレスを手書きフォントのフィルターにかけてみると、
wの文字が柔らかくなったせいでしょうか、不思議とかわいく見えてきます。
硬筆・毛筆とは全く異なる字形なんだけど、なぜか惹かれる字ってありますよね。
コメント
あんず文字を書くときのポイントを教えてほしいです!!
あんず文字を書くときのぺんのペンの持ち方ってありますか?
頭の中でくっきりイメージできるくらい、真似しましょう。
練習法の1つとして
フォントをなぞり書きした後に手のひらでも真似てみてください。
触覚の跡をイメージしてみると、文字の形が記憶として残りやすいです。