【字が汚い】意識するだけで3割増しきれいな字を書く方法【お悩み解決】

ルート

「字の上手下手は生まれつき決まっている」そんな話をたまに聞きますが、私はある一定のレベルに達するまでは、個人の才能は無関係だと考えています。

やれば出来るんです。誰でも。

ただ、上手くなるためのアプローチが「手本をよく見て」「丁寧に書く」「ゆっくり書く」といった抽象的な技術論 や「一生懸命」「根気よく」などの精神論で止まっているために、上達を実感するまでにどうしても時間がかかってしまいます(良い意味での枯れたアドバイスなんですけどね)。

実は意識するだけで即効性があるテクニックもあるんだよということで、ちょっとの練習で3割増し字がキレイになる書き方のコツを紹介します。

はじめに知っておきたいこと

ノウハウは別物

  • 文字の形を整えて書くコツ
  • 文章として読みやすい書き方のコツ

2つのノウハウは別物として捉えた方が対策しやすく、身につきやすいです。

字形を整えるためのコツ 4つ

まずは、国語教育を専門とする先生が考案した、字形を整えて書くコツを紹介します。

字形を整えるコツ 一覧

以下、順々に説明していきますね。

その1 右上がり六度の法則

右上がり六度の法則の実践例

ヨコ画の角度は水平面に対して6度強にする。

中国古典の「完璧な楷書」[1]を分析して発見した原則のひとつです。

水平な線は右下がりに見える目の錯覚現象を利用したテクニックで、ヨコ角を右上に少し傾けて書くと手書きらしい美しさを表現できます。

その2 右下重心の法則

右下重心の法則の実践例

右下に来る画をいちばん低くする。

右上がりな線ばかりだと、右下にスペースが生まれ、落ち着きがないように見えます。そのため、重心を持たせる意味で、右下にくる点画でバランスを取ると文字に安定感が生まれます。

「右上がり六度の法則」と「右下重心の法則」の相互補完によって文字が整って見えます。

六度法がよく分かる本

『簡単ルールで一生きれいな字』
富澤 敏彦 (著)
NHK出版(2007/12/13)

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その3 すき間均等法

すき間均等法の実践例

一画一画の空間が狭すぎたり、広すぎると、見る人の視点が定まらず歪んだ形に見えてしまいます。

そこで、隣り合うすき間を均等にすると、文字に統一感が生まれ、整然と見えます。

その4 ピタ・カク・ピトの法則

ピタ・カク・ピトの法則の実践例

書道の基本である筆法を分かりやすい表現に例えたのが「ピタ・カク・ピトの法則」です。

文字の読みやすさと丁寧さを効果的に伝えられるようになります。

ピタ
ヨコ画の書き終わりはペン先をしっかり止める。
カク
線を折る箇所は一度ペン先を止め、方向を変えてしっかり角を作る。
ピト
他の線とくっつく部分はきっちりくっつける。

青山メソッドがよく分かる本

『DVDですぐ上達! 10日で「美文字」が書ける本』
青山 浩之 (著)
講談社 (2013/11/29)

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文章の見栄えを整えるコツ

「揃えて書くと美しい比率を知る」「字間は均等、ゆとりを持たせて」

単体の文字を整えて書くことが出来るようになると、今度は文章として見たときの歪みや統一感のなさが気になるようになります。

そんなときは、次の2つを押さえておけば、読みやすい文章が書けるようになります。

「漢字」「ひらがな」「カタカナ」の大きさと比率

漢字・ひらがな・カタカナの字粒の比率

文章がきれいに見える鉄則のひとつとして、「文字の大きさを揃えて書く」があります。

漢字・ひらがな・カタカナ、文字の種類ごとに大きさを揃えて書くと、統一感をより感じます。

字粒の比率を守って書いた場合

これは、文字の種類ごとに大きさを変えて書いた例です。

漢字の大きさを基準(10)としたとき、ひらがなの大きさは8、カタカナは6といった比率で字粒を揃えると、整然とした読みやすい文章になります。

文字の大きさが不揃いな場合

一字ずつ丁寧に書くことに気を取られると、全体を見返したとき、それぞれの文字が不揃いとなっていることがあります。こういった文章は、行の流れが歪んで見えるため、長文になるほど読みにくく、目が疲れます。

全て同じ大きさで書いた場合

難しいことは考えず、すべての文字を同じ大きさに揃えて書く方法もあります。

ただその場合、画数の少ない「ひらがな」や「カタカナ」は大きく見え、画数が多い漢字は小さく見える点に注意が必要です。

上の例文では、「憂愁」がより小さく、ひらがな・カタカナの「ひ」「パ」がより大きく見えます。

漢字(10)の大きさに対してカタカナ(6)くらいの大きさが丁度良いのは、画数が少ない文字ほど空間を内包しやすく余白が目立ち、結果として字が大きく見えるといった理由からです。

字間にゆとりを持たせて、なるべく均等に

字間を均等にして書いた場合

文字と文字の間を隙間なく書いた場合。詰まった字間は圧迫感を感じる

できる範囲で実践してゆくゆくはきれいな字へ

経験と勘に頼った練習法だけがきれいな字を目指す唯一の方法ではないよ、というお話でした。

今回紹介した美文字のコツはすべて、ペン習字における美的表現をわかりやすくルール化したものです。

自分の字にさじを投げてしまった人でも、できる範囲でひとつずつ実践していくと、好感度が高まる字が書けるようになります。

ぜひ試してみてください。

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  1. 完璧な楷書と言われる『九成宮醴泉銘』 []
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コメント

  1. ゲスト より:

    こんにちは。
    こちらのブログ内容が濃くてとても参考になります!
    字にコンプレックスがあって、以前公文でペン習字にも通ったんですが、まだ悪字です…。
    きれいな字目指して、少しずつ練習していく意欲をもらえました、ありがとう!

  2. uta より:

    ゲストさん初めまして。
    「100人読むうちの1人くらいに何か残るものがあればいいなぁ」とか考えながら書いてます。
    お役に立てたようで何よりです。

    「少しずつ」これすごく大事なことだと思います。
    やりがいを後からじわじわ味わえるタイプの習い事なだけに、長く続けていきたいですね。

  3. 匿名 より:

    素晴らしいです!たったこれだけで字がうまくなるなんて!僕は字はかなりうまいほうです(周りにも言われるぐらいなので自信あり)。でも、その字をスラスラ且つ綺麗でバランスの良い字が書きたくて、普段の勉強でもやってました。でも、現実そう甘くなく、いきなりは不可能でした。でも、このアドバイス、そして今のやり方をあわせ、素晴らしい字で皆を驚かせたいです。頑張ります。アドバイスありがとうございました!

  4. より:

    分かりやすくかった

  5. (・∞・) より:

    オケ

  6. より:

    頑張ってみる

  7. り〜 より:

    すごくわかりやすかったわたし小4なんだけど・・・だってわたしの文字へんて言う子やキレイっていう子がいるから書き方色々とべんきょうになりました\(^o^)/年賀状と書くときやくだちますノート書く時参考にしてみますも文字書くのいやになってきてたからありがとうございました(≧∀≦)‼‼

  8. 匿名 より:

    あざーす

  9. 四ノ宮 より:

    わかりやすい

  10. 天才 より:

    あざーす

  11. \(°∀°) より:

    意識って大事なんだァ
    姿勢悪いんだな俺。直そ♪

  12. miyuki* より:

    参考になりました!
    がんばります^^

  13. リラックマ より:

    素晴らしいです‼️☺️参考にします❗️実は…私も字、けっこう褒められるですよねぇ

  14. リラックマ より:

    素晴らしいです‼️実は…私も字、けっこう褒められるですよねぇ

  15. KT より:

     こんにちは、確かに良くない例といい例の差が激しいですね。 たぶん僕は今良くない例の方だから汚いねって言われたりするのかもしれません。 今日から気お付けてやってみたいと思います。